3 BIOS設定

@DELキーで設定画面に
 BIOSの設定画面というのは、別に組み立てた直後以外にも見ることはできますが、普通に使用している限りにおいては見る必要があるものではありません。しかし、新たに組み立てた直後は、各種の設定が必要な場合があるので、まずはBIOS設定から始めるのが一般的です。ひょっとするとフロッピーから起動できない設定になっているかもしれません。そのままではOSをインストールすることもできないかもしれません。設定画面への入り方はマザーボード(BIOS)によって違いますが、多くの場合は、電源を入れてメモリカウントが始まった直後に「DEL」を押す事になります。しかし、これはタイミングがとりづらいので、電源を入れた直後から「DEL」を押し続けるのがいいと思います。
AStandard CMOS Setup
 ここで設定しなければならないことは、「日付と時刻」です。項目の変更の仕方はマニュアルにも画面上にも書かれていますので(ただし、ほとんどの場合は英語です)よく見てください。使うキーは、たいていの場合「カーソルキー」「Enter」「PageUp」「PageDown」と「ESC」です。
 このほかにドライブの設定もありますが、普通はきちんと設定されていますからいじる必要はないでしょう。IDE関係の項目が全て「AUTO」になっていることが多いと思います。
BBIOS Features Setup
 ここで重要なのは起動ドライブの順位設定です。ここにFDDが設定されていないと、Windowsのインストールなどの時にフロッピーディスクから起動できないことになります。「1stBoot」「2ndBoot」「3rdBoot」を設定できますから、通常は順に「Floppy」「IDE0」「CD-ROM」としておけば良いでしょう。ここで「IDE0」はHDDのことになります。なお、「3rdBoot」はMOやZIP、SCSI機器等も考えられますが、後日でも設定できます。ここでは「1st」と「2nd」だけはきちんと設定しておきましょう。その他は気にしなくても良いと思います。
Cその他の設定
 その他たくさんの設定ページがありますが、詳しいことはわからないという人は「さわらぬ神に祟りなし」です。一応参考のために見るだけは見てみましょう。「Enabled」は「有効」、「Disabled」は「無効」と考えてください。これらの項目は出荷時の設定・・・「Defaults」で問題なく動作します。
DLoad BIOS Defaults
 最初の設定の時にこの項目は必要ないと思います。さらに、組み立てた後普通に使うだけならば永久に必要ない項目かもしれません。要するに「Defaults・・・出荷時状態」のBIOSを読み込むということです。これを読み込んでから、次の「Save」を実行すれば買ったときの状態に戻るというわけです。ですから、何もいじらなければ必要のない項目ということになります。
ESave & Exit Setup
 それぞれの画面で設定を変更しても、その時点では新しい設定が有効になっているわけではありません。BIOSは基本的に起動するときに読み込まれるものですから、そのままでは何も変わっていません。設定を変更した場合には、設定画面を抜ける前にBIOSのチップに変更内容を記憶させなければならないのです。これが「Save」で、設定を終了するのが「Exit Setup」です。

トップ]  [パーツをそろえる]  [組み立て開始]  [BIOS設定]  [OSのインストールとその後]  [Meでの動作検証等

自作トップに戻る]  [AT互換機に戻る