2 組み立て開始

@マザーボードの設定
 最近のマザーボード(以下M/B)では各種設定がジャンパピンではなくソフトウェア(BIOS画面)で行うものがほとんどですから、特別設定することはないと思いますが、マニュアルに従いましょう。今回購入したM/BではFSBと倍率をジャンパ設定するようになっていましたが、デフォルトで「FSB133MHz、倍率AUTO」になっていました。ですから、今回は何も設定する部分はありませんでした。FSBはジャンパでなく、BIOSで設定できた方が後日いろいろやるには便利かもしれません。
AM/BにCPU装着
 CPUはソケットにのせるだけですからいつでもできますが、CPUファンの固定金具はとてつもなく硬く、ケースの中に手を入れてやるものではありません。M/B単体の時につけてしまいましょう。ただし、出来の良いケースの場合はM/Bを固定する部分がケースから取り出せるようになっていますからそれに固定してからでよいと思います。
 CPUの方向についてはどんな本にも書かれてありますし、間違えようがない形状になっていると思いますのでここでは省略します。向きが合っていれば「スポッ」と収まります。次にCPUファンですが、片方のフックを引っかけてから、しっかりとクーラーを押さえてもう片方のフックをかけましょう。かなり硬いので頑張りましょう。
Bメモリ装着
 DIMMメモリの装着は、メモリソケットの両側にある白いノッチを開き、メモリを上からまっすぐに挿し込みます。これもCPUのように方向が決まっていますが、メモリの切り欠き部分とスロットの穴の形を見れば明らかですし、反対では挿せません。最後は白いノッチがメモリを挟むようにまっすぐに戻って完了です。スロットの場所は特に決まっていないという話も聞きますが、今回買ったM/BはDIMM0(CPUスロットから遠いほう)から使うように書いてありました。これもM/Bのマニュアルを読めばよいでしょう。
CM/Bをケースに固定
 ケースにM/Bを固定する際に「スペーサー」と呼ばれるものを使い、ボードの下に少し空間ができるようにします。このスペーサーにはいろいろな種類がありますが、今回買ったケースには取り付けネジ類とともに金属製のものが付属していました。ケースには初めからいくつかのスペーサーが付いていて、そこにM/Bを合わせて、足りなかった2カ所に付属のスペーサーをつけ、ネジで固定して終了です。難しいことはありません。
DVideoCard装着
 次にケーブル類がごちゃごちゃしないうちにAGPスロットにVideoCardを装着します。基本的にPCIスロット等と同じで、真上からしっかりと挿します。おっと、その前にケース背面のスロットカバーをはずすのをお忘れなく。その部分にCardの端子部分が来ますのでネジ止めします。
ELED関係ケーブル接続
 さて、次はスイッチやLED関係のケーブルを接続します。極性があるものはきちんと確認して接続しましょう。たいていの場合は色つきが「+」で、白が「−」です。接続する場所は1カ所にかたまっているので、ピンの数をしっかり数えて間違えのないようにしましょう。
Fドライブ類装着
 いよいよドライブ類の取り付けです。3.5inchベイはOpenBayが2つとClosedBayが1つです。Openの一つにFDDを、一つ離してHDDを取り付けることにします。このベイは金具ごとはずれるので、本体からはずしてドライブを固定します。このような形式のケースが多いと思いますが、とても作業がしやすいと思います。
 5inchベイは特殊な方式で、5inch機器の両サイドに特殊な金具を取り付けて、スライドして取り付けるようになっていました。ガッチリしていますが、かなりきついので、何度も付け替えるのは大変そうです。今回はCD-ROMのみの取り付けです。
Gケーブル接続
 ここで最も気をつけなければならないのはケーブルの接続です。通常1番ピンの方の線が1本だけ赤くなっています。マザーボード側にも1番ピンの位置がプリントされていますので、これを合わせなければなりません。IDEケーブルは端子部分に出っ張りがあったり、ピン穴が1本ないということから間違えはほとんどないと思いますが(ATA66ケーブルになってからマザーボード側はこちらという指定がされるようになったようです)、問題はFDDケーブルです。どちら向きでも挿せますから十分に注意してください。間違えるとドライブの故障の原因になります。なお、IDEは一般的にプライマリのマスターにHHDを、セカンダリのマスターにCD-Rを接続するのが普通です。この場合、ドライブ側はどちらもマスターに設定しましょう。
 また、CD-ROMのオーディオケーブルも忘れずにつなぎましょう。今回はサウンドがオンボードなので、マザーボードに端子がありました。そうでない場合はサウンドカードと接続することになります。
H電源接続
 これで全て接続が完了しました。マザーボードをケースに取り付けるということ以外は、過去にやってきたパワーアップとさほど変わりありません。作業のためにはずしてあった電源を取り付け、マザーボードと接続です。
 さあ、あとはモニターとキーボードをつないで、電源コードをつないでPOWER ONです。


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