Endeavor NT-1000

職場の転勤に伴い、今までのように自分専用のようなマシンがあるという環境でなくなり、机の上に置く必要性からノートパソコンを購入することになりました。今まではNECのPC98シリーズばかり使っていたので他メーカーのマシンについての知識がほとんどありませんでしたが、各種雑誌等の評価とコストパフォーマンスからEpsonDirectのEndeavor NT-1000に決定しました。BTOによりカスタマイズできるマシンで、CPUはCeleron500MHz(100×5)を搭載したWindows2000モデルとしました。このマシンはLANのスロットが内蔵でPCカードを用いないところが魅力でした。

 

Windows2000
このマシンは職場と家の両方で使うことを考えて、よりマルチユーザー(同じ人間がマルチユーザーになるのですが)に向いたWindows2000モデルとしました。しかし、ログオン名によって環境を変更して使えるものの、LANの設定はある程度共通にしなければならない部分があり、あまりメリットを感じないというのが実感です。同じマシンで両方のOSを使えばパフォーマンスの違いを感じることができたかもしれませんが、そういうこともありません。もちろん良い部分はたくさんあるのですが、Win98との操作手順の違いにとまどうことの方が多いのが実状です。

Celeron 500MHz
BTOで仕様を変更できるこのマシンにはPentiumIIIモデルもありましたが、2000年5月段階ではまだちょっと高く、ちょうどそのころに発売されたベースクロック100MHzのモバイルCeleron500MHz搭載のモデルにしました。デスクトップ用のベースクロック66MHzのものと違い、CoppermineコアのPentiumIIIとキャッシュ容量が違うだけのものです。Windows2000ということもあるのかもしれませんが、なかなか快適です。

14.1インチTFT液晶
以前使っていたノートパソコンは、NECのNS/Eというマシンで、当時はまだ画面も小さく、当然のようにモノクロでした。あこがれていた大画面のカラー液晶は譲れないと思っていましたが、やはり14.1インチTFTでのXGA環境は快適です。雑誌等での評価は「やや青みがかっている」というものでしたが、通常の使用ではほとんど気になりません。デスクトップ機にも液晶をつけたいと思っていた気持ちは、このときからいっそう強くなりました。

USBでMO接続
モバイルとはいえ3kgを持ち歩くのはやはり大変です。ですから職場に置きっぱなしにしたいと思い、記憶メディアとしてデスクトップ機にも使用しているMOを使うことにしました。640MBも結構安くなってきていましたが、ちょっとケチって230MBモデルにしました。OLYMPUSのTURBOシリーズで、SCSIながらUSB変換ケーブルが付属しているものです。これなら家に持って帰ったときにSCSI接続で使用することができます。なかなかスタイリッシュなデザインで気に入っています。

                             職場の机上のNT-1000とMOドライブ →
お決まりのHDBench
最速の機種を購入したわけではないので、それほどこだわりはしなかったのですが、一応ベンチもとってみました。今までのマシンとの比較という意味で同じベンチマークテストであるHDBench2.61を使用することにしました。結果は下の通りで、K6-3/400のXv13の値より少し低くなっています。CPU関係はいいのですが、やはりノートパソコンではグラフィック関係が弱いので仕方ないでしょう。しかし、遅いという感じは全く受けません。   2000.5.12
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★ 
使用機種   Endeavor NT-1000 
Processor Pentium II 500.8MHz [GenuineIntel family 6 model 8 step 1] 
解像度 1024x768 65536色(16Bit) 
Display S3 Compatible Display Adapter
Memory 130,544Kbyte
OS Windows NT 5.0 (Build: 2195) 
Date 2000/ 5/12 12:53

プライマリ IDE チャネル
HITACHI_DK23AA-90
TOSHIBA CD-ROM XM-7002B
ALL Text Scroll DD Read Write Memory Drive
21437 45492 36540 37243 7471 21219 160 19 11892 11479 40786 C:10MB
メモリ増設
 2001年に入って、長期の出張をする機会があり、どうしても本当の意味でのモバイルマシンが欲しくなりました。結局CassiopeiaのFIVA205を購入したのですが、このマシンはメモリ上限192MBに対し96MBしか搭載していません。オンボードで64MBですから、32MB増設ということです。で、調べてみると規格はSO-DIMMで通常のノートパソコンと同じです。もちろんこのNT-1000とも同じです。このNT-1000は64+64で128MBですが、Windows2000ということもあり、かねてからメモリを増設したいと思っていました。そんな折、メモリの価格が下落したのです。I-OデータのSO-DIMMが128MBで5600円だったのを見てすぐに買ってしまいました。余った64MBはFIVAに回すことにして、こちらは64+128で192MBの上限まで搭載しました(もっと増設できるという話もありますが)。Windows2000はメモリを積めば積むほど快適になる、という話ですが、今のところそれほど違いを感じることはできません。         キーボードの下にあるメモリスロット→
              2001.6.15
 
システム不安定
 
使用している間にはやはりトラブルでマシンがフリーズしてしまうことがあります。Win9Xに比べると再起動しなければならないほどの事態になることは少ないのですが、ときにはCTRL+ALT+DELETEが効かなくなることもあります。そんなことを何度か繰り返しているうちに、動作が少しずつ不安定になってきました。そこで思い切って再セットアップしようか、と決心してリカバリ用のFDで起動してみると、「修復セットアップ」というのがあります。これはいいということで早速やってみました。アプリケーションの再インストールまで覚悟していましたが、これでその必要もなくなりました。しかし、やはりこれでは完全ではありませんでした。以前よりは良いものの、起動や終了時に異常に時間がかかったりします。
 
HDD換装?
 そんなことから、思い切って完全に再セットアップしよう、と思うのですが、環境を再構築することを考えると二の足を踏んでしまいます。特に日本語P-LaTeXの環境設定がログイン名によってうまくいかなかったりして(一番最初に「Administrator」でインストールしてきちんと動作しているのに、通常使用しているログイン名ではうまく動作しない)、これがうまくいくかどうかが一番心配です。
 そこで考えたのは新しいHDDに再セットアップして、いざという場合は今のHDDに戻す、ということです。デスクトップ機は過去にいろいろいじっていたし、すでに自作も経験(2台)していますが、ノートパソコンを分解するには勇気がいります。しかし、いろいろ調べてAsusutecのベアボーン型ノートパソコンと基本的に同じ構造であることから、HDD換装の仕方を見つけることができました。いつやるかわかりませんが、とりあえずHDDをはずすというところまではやってみました。
 やってみれば簡単です。底のネジを3本はずし、パームレストの部分を手前にスライドさせると右側にHDDドライブがあります。通常のノート用2.5インチHDDが金属製のカバーで固定されていますから、それをはずして新しいドライブに変えればOKのようです。デスクトップ用3.5インチHDDに比べるとまだまだ高価ですが、そのうちやるような予感がします。   (写真上パームレストをはずし、ハードディスクを取り出したところ)         2001.7.3
  

 

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