Endeavor NT-1000 (2)

メモリ増設その2
 
同僚が同じNT-1000で256MBメモリを増設したところ、半分の128MBしか認識せず、公称最大搭載量である192MBしか使えないとのこと(システム情報では196MBになっているが)。購入したメモリがノーブランドで、そういう問題もあるかも、などという話をしていましたが、メモリの価格が下落していることもあって、私も試してみることにしました。近くの店で256MBが5690円という安さで売られていたので購入し、さっそく装着してみると、やはり同僚のマシンと同じで半分しか認識されていません。もともと128MB増設していたのでこれでは意味がありません。安いから無駄になってもいい、という気持ちで購入したのですがやはりもったいない。職場の詳しい人間に聞くと、本体のチップセットの関係で認識されないのだろう、とのことで、残念ながらあきらめるよりないようです。しかし、このメモリモジュールは別のマシン(Cassiopei FIVA)に積まれることになりました。          2001.8.25
          
再セットアップ
 
騙し騙し使っていたのですが、ある日突然Justsystemのインターネットディスクが使えなくなりました。「原因不明のエラーです」という表示が出て、どうにもならないのです。けっこう便利に使っていたのでこれには困りました。それでついに再セットアップをする決意をしました。上に書いた「HDDを交換して再セットアップ」をしてみたかったのですが、予算の都合もあり環境構築を覚悟してそのまま再セットアップです。始めてからバックアップしていなかったデータがあったことに気がつき焦りましたが、終わってみればWindowsの部分だけを再セットアップするので、データ類はそのまま残っていました。リカバリ用の起動FDとCDを使うので、ほとんど自動です。しかし、リカバリCDなのにもかかわらず、液晶のドライバは別のCD-ROMに入っていました。パソコン初心者が再セットアップした場合、きっと困ることになると思います。メーカーの責任として、必要なドライバはきちんと組み込まれたリカバリCDを作成するべきだと思います。
 実はデータだけではなく、各種アプリケーションもそのまま残っていました。しかし、Windowsフォルダ内にDLLファイルを置いたり、レジストリに書き込まれるアプリケーションはインストール情報がなくなっているために使えません。仕方がないので手動でファイルを削除して再インストールしました。最も助かったのは、インターネット・メール関連の環境情報が残っていたことです。おかげで環境の再構築にもそれほど手間がかからず、無事再セットアップが終了しました。その後は非常に安定した動作を続けています。Windows2000でもおかしくなることがあるんだなあ、と感じる出来事でした。                                      2001.12.14
          
CPU換装
 以前から、できることなら換えたいと思っていたCPUですが、ネットで調べてみてもモバイル用はあまり売られていなく、たまにあっても3万円くらいして諦めていました。しかし、ついに破格値のMobile PentiumIIIの800MHzを発見したのです。値段は6980円。飛びつかないわけがありません。
 さて、いよいよCPUの換装ですが、ノート用のCPUを抜いたり挿したりするのは初めてです。一般的なメーカー製ノートパソコンは簡単にCPU周りまでたどり着けませんから当然といえば当然です。NT-1000はベアボーンキットにも用いられている筐体ですから簡単です。以前にも興味だけでCPUファンが見えるところまであけてみたことがありました。今回はついにそのCPUファンをはずすことになりました。ネジを4本はずすだけなのですが、そのうち2本は非常に狭い部分についていて、ネジをなくさないように気を遣いました。はずしてみるとコアの部分にグリスがたっぷりと塗られていました。「こんなに厚く塗って大丈夫?」というほどです。ファンにもかなりついていたのできれいにして、CPUをはずすことに。デスクトップ用の場合、CPUを挿した後レバーを下げて固定しますが、その代わりになるものがCPUの横のネジです。これを左に回すと緩んでCPUをはずすことができます。PentiumIIIに載せ替えたら逆の手順です。新しいCPUにグリスを塗って(一般的な量を塗った)、CPUファンを取り付けふたをして終了です。ファンを取り付けるときははずすときよりもネジの扱いに緊張しましたが、何事もなく無事終了。ふたを開けて写真を撮ったりグリスをはがしたり等の時間を含めても20分程度で終わりです。やはりやってみればあっけないものです。
 


 ↑CPUファン(写真下の黒いもの)
            をはずしたところ
BIOS画面にPentiumIII 800MHzが認識される
 しかし本番はこれから。電源コードをつないで電源ON。動かないなんてことはないよな、と不安に思いながら画面を凝視していると、PentiumIII 800MHzの文字が出た。今まではPentiumII 500MHzとなっていたからしっかり認識されたことになる。その後普通に起動し、全く問題なく動作してやっと安心。これにて一件落着!
 ほとんど使わない段階から「やっぱり少し速くなったかな?」という感じがする。これは効果がかなりありそうだ。

← 見た目にはCeleronとあまり区別が付かないPentiumIII
 
お決まりのHDBench
 改造したときにはお決まりですから、一応ベンチもとってみました。改造前との比較が主目的ですから、バージョンをそろえて、HDBench2.61を使用することにしました。結果は下の通りで、明らかに速くなっています。
                                                     2002.10.15
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★ 
使用機種   Endeavor NT-1000 
Processor Pentium II 801.4MHz [GenuineIntel family 6 model 8 step 6] 
解像度 1024x768 65536色(16Bit) 
Display S3 Compatible Display Adapter
Memory 196,080Kbyte
OS Windows NT 5.0 (Build: 2195) Service Pack 3 
Date 2002/10/15 11:33

プライマリ IDE チャネル
HITACHI_DK23AA-90
TOSHIBA CD-ROM XM-7002B
ALL Text Scroll DD Read Write Memory Drive
27801 72793 58473 37249 10574 21202 161 20 11623 10332 61355 C:10MB

HDD交換
 特に足りないというわけではないのですが、CPUだけのために送料を1000円も払うのがばからしくて、HDDまで買ってしまいました。現在は9GBですが、買ったのは20GBです。残りの容量が2GB程度でしたから、交換しても妥当な状況でしょう。こちらも以前はずすところまではやってみたことがあるのでいたって簡単です。とりあえずシステムだけはインストールしておこうと思い、付属のシステム起動ディスクとリカバリCD-ROMを用意して臨みましたが、うまくいきませんでした。「無効なメディアです」というメッセージが出て先に進みません。ひょっとするとフォーマットまでやってからでなければできないのかもしれない、と思い一時中断。
        右が購入したIBM DJSA220、左がオリジナルのHITACHI製ドライブ →
 
理由は単純
 翌日もう一度やってみました。こんどはちゃんとフォーマットをしてからやってみると、何の問題もなくインストールが完了しました。やはりフォーマットしなかったのが原因でした。無事完了したところでさっそくベンチをとってみました。4200回転のHDDという点では交換前と同じですからそんなに速くはなりませんでしたが、一応HDDの項目は数値が上がっています。最新の速いHDDにすればもう少し速くなるのかもしれません。
 あとは環境を設定すれば今回のパワーアップは完了です。もうこのノートパソコンをハード的にいじることはないでしょう。あっ、ひょっとしたらメモリを増設するかもしれません。                  2002.10.16
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★ 
使用機種   Endeavor NT-1000 
Processor Pentium II 801.4MHz [GenuineIntel family 6 model 8 step 6] 
解像度 1024x768 65536色(16Bit) 
Display S3 Compatible Display Adapter
Memory 196,080Kbyte
OS Windows NT 5.0 (Build: 2195) Service Pack 3 
Date 2002/10/15 11:33

プライマリ IDE チャネル
IBM-DJSA-220
TOSHIBA CD-ROM XM-7002B
ALL Text Scroll DD Read Write Memory Drive
28696 72796 58458 37281 10856  21211 162 20 14607 14202 61435 C:10MB

 

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