作成1999.4 更新2001.6.24
国道274号線 | 札幌−標茶(302.9Km) | ||||||||||||
10年ほど前に全線開通して、現在は札幌と道東(十勝・釧路)を結ぶ大動脈として交通量も多くなっています。最後まで開通していなかった日高から夕張方面への約30Kmの間だけはまだ走ったことがありませんが、ずっと山の中を横断する道ですから大変な工事だったのだと思います。大きな難所として日勝峠が知られています。 札幌市内では札幌新道と石狩街道(231号線)の交差点からの新道がこの国道になっています。高速札幌南インターのところで新道が終了し、東に向かってへいたんなみちを進んでいきますが、このあたりはまだ交通量も多く混雑するでしょう。20キロほど進んだところで4キロほど337号線と合流して走ります。道の駅のところから337号線は分岐し、こちらはそのまま直進することになります。この間は道内の国道で8番目に長い11.5Kmの直線道路になっています。この辺からは少しずつ交通量も減り快適なドライブが楽しめます。 由仁で234号線と交差し、さらに直進していきますが、徐々に山の中へと入っていくことになります。由仁から25キロほどで新夕張につきますが、夕張へはここから452号線で北上します。ここから17キロほど進むと道道が右に折れていきますが、10年ほど前まではこの先が開通していなくて道道の方を回っていました。私はこの頃しか走ったことがなく、この先日高までの間を走ったことがありませんが、いくつものトンネルがある山深い道路です。 日高では237号線と交差して、いよいよ日勝峠へと向かうことになります。日勝峠をおりたところの清水までは60キロ程度の道のりですが、石北峠同様、峠は標高も高く(1022m)小さなカーブも多いために、冬はかなりの難所といえるでしょう。いくつもの覆道連続しており、石北峠とは違う印象を与えます。峠が終了して清水に出る3キロほど手前に道東道の十勝清水インター入り口があります。 数年前まではここでこの国道が終わっていましたが、今はこのまま鹿追に向かって国道に昇格した道が続いています。酪農地帯を25キロほど北上すると鹿追で、ここから国道はずっと東に向かっていきます。鹿追を過ぎてから士幌の手前までは道内の国道第3位の直線道路が続きます(15Km)。十勝平野の中の直線道路ですから、アップダウンはありますが「直線だ」と強く感じる道路です。直線が終わったころから士幌の町に入るまでの間は、まだ道がきちんと整備されていないため、ちょっとわかりにくい感じがするかもしれません。 士幌で273号線に出ます。このあとこの国道は標茶までということになっていますが、士幌と本別の間は273号線や241号線・242号線と重複しています。どうせなら、士幌−本別間の道道を整備して国道に昇格させたらいいのにと思います。その先は本別から白糠に抜ける道の半分ぐらいまでがこの国道で、比較的良く整備されています。全線を通してきちんと整備しようと言う感じは伝わってきます。また、その先阿寒方面に向かってまだ工事中になっています。鶴居村のあたりからまた復活して標茶まで続きますが、釧路−弟子屈間の道道と重複しているあたりしか走ったことがありません。よくわからない国道ですが、全線開通すれば238号線を抜いて道内最長の国道になることは間違いないでしょう。 |
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