作成1999.4   更新なし

国道231号線 札幌−留萌(129.1Km)
 札幌から日本海側の海岸沿いを走り留萌まで延びる国道で、雄冬岬の部分が開通してから留萌への近道になりました。
 札幌市内の石狩街道をまっすぐ北上し、倒産した札幌テルメの横を通って少しすると、立体交差になった部分があり、そこから337号線と合流して右の方に向かいます。このあたりから急激に交通量が減り左手に日本海を見ながらのドライブになります(しばらくは海から離れていますが、間に何もないので海は見えます)。石狩川の河口付近の大きな橋を渡ると337号線は右に分岐していきますが、あと数年すれば337号線は全く別のところを通るようになる予定です。この分岐地点から10Kmほどすると海岸付近に出ますが、すぐにいったん内陸に入ります。ただしこれはほんの少しで、その後20数Kmは海岸沿いを走ることになります。厚田までは比較的平坦な海岸線ですが、その後は切り立った崖っぷちのような部分が多く、トンネルもたくさんあります。濃昼(ごきびる)を過ぎると15Kmぐらいの間深い山の中を走り(この部分の海岸線に道を作るのは無理なようです)、浜益で再び海岸線に出ます。浜益から滝川に向かう道は最近になって国道に昇格しています(451号線)。
 浜益から15Kmほどは比較的平坦な海岸線を走りますが、その後「ダイヤモンド道路」とも呼ばれる部分になります。15年ほど前に雄冬にトンネルが開通するまで、長い間「幻の国道」と呼ばれていたこのあたりは切り立った断崖部分に道路を作る大変な難工事で、十勝の「黄金道路」よりお金がかかったということでこの名前が付きました。雄冬を過ぎてからもずっと断崖のような部分を走り続け、いくつものトンネルをくぐることになります。増毛の手前10Kmほどのところの3つのトンネルが開通して通年で通行できるようになりましたが、それまでは冬季通行止めという厳しい部分でした。
 浜益から約50Km、日本海の荒波を感じる道を走り続けて、札幌を出てから初めて比較的大きな街並みに出たらそこが増毛です。増毛からは18Kmほどで留萌に着きますが、この区間は同じ日本海沿いでも、海水浴場もあったりするのどかな道になります。
                                      
道の駅ワンポイントアドバイス
今のところこの国道にはありません。  

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