作成1999.4 更新2000.9.13
国道238号線 | 網走−稚内(320.8Km) | ||||||||||||||||||
網走からオホーツク海沿いをずっと北上し、宗谷岬を回って稚内に到達する国道です。重複区間を除いた実質距離(重複区間は数字の小さい国道の方に距離をカウントする)では道内で最長の国道です。途中紋別以外は大きな町もなく、ひたすら海岸線を走る道路で、道の駅がたくさんあります。 網走を出て、能取湖を右手に見ながらしばらく走るとカーリングで有名な常呂に着きます。常呂を過ぎると今度はホタテが有名なサロマ湖です。サロマ湖は湖ではありますが、細長い砂州のようなものでオホーツク海と区切られていて、その一部はとぎれているため、海水が流れ込んでいます。夏はキャンプでにぎわいます。湧別側にもキャンプ場がありますが、こちらは常呂から国道をそれて入っていくと良いでしょう。 結構長いこと右手にサロマ湖を見ながらのドライブになりますが、いったん山間部に入り中湧別を過ぎてから今度はオホーツク海沿いを走ることになります。サロマ湖のもう一つのキャンプ場はここから入っていきます。 中湧別から紋別までは20分ほどですが、5Kmほど行った地点に網走方面に向かって無人速度測定器がありますから注意しましょう。紋別ではバイパスができていて、何気なく走ると市街地を通りません。右手にある道の駅からさらに海岸方面に向かうと「オホーツク流氷タワー」があります。冬はここから「ガリンコ号」に乗って流氷を見ることができます。流氷を砕きながら進む光景は圧巻です(網走にも「オーロラ号」というのがあります)。とても寒いですが、ぜひ一度どうぞ。なお、道の駅側にそれてからまっすぐ走ると市街地です。 紋別から20分ほどで興部で、ここから内陸に向かう国道239号線が分岐します。興部から北は海岸沿いではありますが、海が見えたり見えなかったりの繰り返しになります。交通量は非常に少なく、道路も整備されていますから、淋しい道路ですが快適なドライブを楽しめるでしょう。雄武の街は最近になって綺麗に整備されてきました。 このあと比較的大きな町と感じるのは1時間ほど走った枝幸になります。オホーツク海側ではどこでも毛ガニが捕れますが、その中でも枝幸は漁獲量が多く、初夏の「枝幸カニ祭り」は大変にぎわいます。ここで食べる毛ガニは店で買ったものとはひと味違います。 枝幸から北は2〜3回しか走ったことがありませんが、浜頓別を過ぎると本当に何もないような海岸線を走ることになり、やがて日本最北端の宗谷岬に到着です。ここからの樺太は結構距離があるので、天候に恵まれなければあまりはっきりとは見えません。日本最北端の碑のところで記念写真を撮りましょう。 宗谷岬からは海岸線を30分ほど走ると稚内です。稚内は少ない平地に沿って国道が延び、その周りに町並みが続きます。稚内の市街地を過ぎたところにノシャップ岬があり、利尻・礼文がよく見えます。島にはフェリーで車ごと行けますが、島で観光案内を仕事としている人の車を利用した方がいいかもしれません。稚内にはたくさんのロシア人に会うことができるでしょう。 |
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