作成1999.4   更新2000.6.21

国道273号線 帯広−紋別(168.0Km)
 オホーツクの紋別から層雲峡を通り石北峠の手前から帯広まで南下する国道ですが、10年近く前に三国峠付近の道路が付け替えられて舗装されるまでは砂利道の急カーブが連続する道でした。もちろん冬期間通行止めでしたが、現在では通年通行可能です。
 紋別の中心部からは旧国道を通って渚滑まで北上します。渚滑で左折することになりますが、バイパスから来ると直進ということになります。ただし、中心部から238号線を南下し途中から道道を通って中渚滑に出た方が速いでしょう。カーブはそれほどなく交通量も少ない、比較的快適な道を30キロほど走ると芝桜で有名な滝上に着きます。一面芝桜に囲まれる滝上公園は国道からそれますが、小さな町ですのですぐわかるでしょう。
 滝上からも20キロ程度は平坦な道を走りますが、その後急激に山を登っていくことになります。しかし、その先にある「浮島トンネル」が開通するときにその前後の道も改良されましたから、難所というような道ではありません。浮島トンネルは3332mの長さで、開通したときは道内第1位でしたが、その後39号線の銀河トンネル、236号線の野塚トンネルができたために現在は3位になっています。
 トンネルを超えてすぐに遠軽方面から来る333号線と合流します。そのまま上川まで行き、左折して今度は39号線との重複区間となります。合流地点の手前7Kmほどの所に無人速度測定器があるので注意しましょう。層雲峡を過ぎて石北峠に登る途中の「大雪トンネル」の手前を右に折れると大雪ダムの上を走ってトンネルに入ります。その後しばらくは左手に大雪湖を見ながら比較的平坦な道を走ることになりますが、湖が見えなくなるあたりから山を登り始めることになります。ずっと登って「三国トンネル」を抜けると休憩ポイントがあって展望できますが、見えるのは山ばかりです。
 その後非常に高いところを走る橋(あまり下を見たくない)をいくつか渡って下っていきます。ある程度下るとその後はカーブもきつくない快適な道路が続きます。道路脇ではキタキツネや鹿を見ることができるでしょう。そのまましばらく走ると糠平温泉に着きます。途中「三股」というところを通りますが、昔はここまでJRの線路がありました(JRになる前になくなりましたが)。このあたりは「裏大雪」とも呼ばれています。ここの温泉にはあまり大きなホテルはありません。
 温泉街を過ぎると、そこから5〜6Kmは急カーブ・急坂・トンネルの連続になりますから走行には注意が必要です(トンネルができるまではなかなか大変な道だった)。その後は広大な十勝平野に入り、非常に快適な直線道路が続きます。しばらくすると上士幌に着きますが、天気の良い日はたくさんの熱気球が上がっているのを見ることができるかもしれません。この先帯広までは241号線との重複区間になりますからそちらを参照して下さい。
道の駅ワンポイントアドバイス
オホーツク紋別 流氷科学館の中にありますが、トイレは少し離れています。
香りの里たきのうえ 比較的大きな建物です。売店が充実しています。
ピア21しほろ 小さな道の駅です。ソフトクリームが人気のようです。
おとふけ あまり記憶に残っていませんが、小さな道の駅です。

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