作成1999.4    更新2002.6.23

国道39号線 旭川−網走(217.0Km)
 道央と道東を結ぶ大動脈です。私は道東に8年間住んでいましたから、この国道にはお世話になりました。「石北峠」という道内1・2を争う峠があり、私が中学生の頃にはまだ砂利道があったはずです。
 旭川を出ると上川までのどかな田園地帯が続きます(あちこちで速度違反のレーダー取り締まりをやっていますから注意)。当麻付近の上り線(旭川に向かって、道の駅の手前1km)と、には無人速度測定器がありますから注意が必要です。また、下り線では中愛別の跨線橋から3kmちょっとのところ(愛山渓への分岐点まで3km)にも無人速度測定器ができました。直線になってスピードを出しやすいところなので注意しましょう。
 JRは上川から石北峠とは違う方(北見峠・・・333号線)へ行くために、上川は層雲峡温泉の玄関口ということになっていますが、今ではみんな車で行くために、国道が通らない町の中心部は淋しくなってしまいました。そのかわりかどうかわかりませんが、国道沿いに多くのドライブインが建ち並びます。私は行ったことがありませんが、「アイスパビリオン」という観光用の施設もあります。上川町は「ラーメン日本一の町」として頑張っていますが、私は一度しか食べたことがありません。
 上川を過ぎると、273号線が紋別に向かって、333号線が北見峠方面に重複して分岐しますが、まっすぐ石狩川の上流に沿って走ると「層雲峡温泉」です。大きなホテルが建ち並び、私も良く行きますが、最近客が減っているようです。つい最近お土産屋などが並ぶところを大改革したようですが、私としては流行の「露天風呂」をもっと充実させないと客が戻ってこないのではと思っています。層雲峡付近は「柱状節理」という縦長の岩が立ち並んだような光景を見ることができますが、時々崩落し危険ということで、国道はどんどんトンネル化されて、走りながらではあまり見ることができなくなりました。車を止めて徒歩で行くしかないでしょう。観光シーズンになると多くの人が歩いていきます(層雲峡温泉から貸自転車で行く人もいるようです)。
 銀河トンネルという長いトンネル(3388m・・・道内2番目)といくつかのトンネルを過ぎると「石北峠」です。上川から重複していた273号線は大雪トンネルの手前を右折していきます。石北峠はヘアピンカーブが続き、冬期間はかなりの難所といえるでしょう。標高も高いために(1050m)吹雪で通行止めになることもしばしばです。また、ゴールデンウィークはまだ雪があることもあります。最近になって、登坂車線がかなり増えて、道幅が広くなったので少し走りやすくなりました。石北峠の最高地点からは網走支庁に入ります。しばらく下っていき、平地になったところで直線道路が続きますが、「留辺蘂13Km」の標識のすぐ先に無人速度測定器がありますので注意しましょう。また、覆面パトカーもよく走っています。
 そのまま進むと今度は温根湯温泉です。大きなホテルもありますが、「つるつる温泉」という看板を見かけたらぜひ行ってみましょう。お湯に入っていると本当に肌が「つるつる」します(硫黄系のような「ぬるぬる」ではありません)。熊牧場などもありますが、あまり期待しないほうがいいと思います。
 このあとしばらく走ると北見です。北見の手前はかなり長い距離が4車線になっているので快適に走ることができますが、取り締まりも時々やっていますので注意しましょう。北見は人口11万人程度の都市で、なかなか小綺麗な町並みです。国道に沿って細長く市街地が続きますから、街を抜けるのに意外と時間がかかりますが、ずっと4車線の快適な道です。
 市街地を抜けるとしばらく山の中を走って美幌です。美幌峠・屈斜路湖・摩周湖へはここから分かれましょう。道東の空の玄関口である女満別空港は美幌から10分ちょっとで、終点網走までは美幌から30分程度です。観光施設である「網走監獄」と「網走刑務所」は全く別のもので、場所も全然違いますから注意しましょう。「網走監獄」は網走に入る手前の網走湖畔(温泉ホテルが建ち並んでいるところを過ぎてすぐ)から右に折れて上ったところにあります。なお、網走からの下り線では、呼人で4車線になって、それが2車線に戻った地点から1Km先に無人速度測定器がありますから注意が必要です。また、呼人はレーダー取締の名所です。
おんねゆ温泉 とうま
道の駅ワンポイントアドバイス
とうま 旭川近郊にできた初めての道の駅。それほど特徴はありません。
おんねゆ温泉 道の駅の横には各種物産館が、裏手にも何か施設があるようです。

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