作成1999.4   更新2000.9.13

国道236号線 帯広−浦河(126.7Km)
 3年ほど前に日高山脈を貫くトンネルができて全線開通しました。それまでは襟裳岬を回る道がこの番号だったような気がするのですが、今はそちらは336号線です(昔からそうだったのかもしれませんが)。
 帯広を出てしばらく走ると空港への道がありますが、そちらに行くと「グリュック王国」という観光施設があります。小さな遊園地も付属していますが、メインはドイツを連想させる建物などを集めてアトラクションや展示をしています。長崎にある「ハウステンボス」を小さくしてドイツ版にしたものと考えて下さい。
 国道は十勝の広大な穀物地帯をほぼまっすぐに南下し、中札内で左に折れますが、それからもほぼまっすぐに進みます。十勝平野ということで山も見えないため、いかにも広いという感じがします。北海道に住んでいてもそう感じるのですから、本州から旅行に来た人は感動できるかもしれません。なお、中札内からまっすぐ進んでも道道経由で大樹に出ることができ、距離もほとんど変わりません(走ったことはないので道路状況は不明)。このあたりは北海道では珍しい「村」が続くところで、中札内・更別・忠類と続きます。なお、この3村にはそれぞれ道の駅がありますが、今年認定された「さらべつ」は国道から3Kmほどそれた道道沿いにあります。
 大樹で336号線と合流してすぐに、この国道は右に折れて日高山脈へと進んでいきます。いかにも山の中に向かうという感じの道で、まだ一部道幅の狭い部分もありますが(徐々に改良はされている)、この先の「野塚トンネル」が開通してから少しずつ交通量が増え続けています。野塚トンネルは北海道で最も長い道路トンネルで4232mあります。
 トンネルを抜けて峠を下っていき平地に出ると、周りは大きな牧場ばかりになります。他の地域と違い、農牧馬ではなくサラブレッドが走っている光景は競走馬の産地日高を感じさせます。そのまま進み幌別で海岸に出て右折すると、襟裳方面からきた336号線と再び合流して、6キロ程度で終点浦河に着きます。この日高支庁と道南の桧山支庁には「市」がなく、浦河が支庁所在地になります(桧山支庁は江差)。
さらべつ 忠類 中札内
道の駅ワンポイントアドバイス
なかさつない 田舎の匂いがする。特に変わったものはない。
さらべつ 国道と平行している道道にある(国道から3km)。十勝スピードウェイの近くなのでグッズも販売。
忠類 とっても小さな道の駅。小さな売店があるだけ。でも近くに大きな宿泊施設ができそうだった。

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