作成1999.4   更新2000.9.29

国道336号線 浦河−釧路(150.6Km)
 浦河から日高の海岸線をひた走り、浦幌で38号線に合流する国道です。合流するまでは、前半は本当に海岸のすぐそばを走り、後半はややないりくに入った道を走ることになります。
 浦河を出て6キロ程度は236号線との重複区間となります。幌別で236号線は日高山脈へ向かいますが、この国道はそのまま海岸線を走ります。分岐点から10キロ程度で様似に着きますが、その後25キロ程度先えりもまで、街らしい街もなくひたすら海岸線を走り続けることになります。えりもの街を過ぎたところで国道は山の中に入りますが、道道で襟裳岬に行くことができます。観光でこの辺を走る人はみんな岬まで行くため、国道が海岸から離れる区間はあまり車がいません(実は私もこの区間は走っていません)。
 襟裳岬は森進一の歌にあるように何もないところですが、日高山脈が徐々に海に沈み込んでいっていることを実感できる景色です。岬付近は非常に風が強く、今は風に関する資料館のようなものができたという話です。道道はここから北上し、庶野というところで国道に戻ります。
 このあたりからは波しぶきが車にかかるような海岸線を走ることになりますが、通称「黄金道路」と呼ばれています。非常に険しい地形で、ここに道路を造るために莫大なお金がかかったことからつけられた名前です(これよりかなり後に留萌方面の雄冬に231号線が開通しましたが、そちらの方がお金がかかったということで「ダイヤモンド道路」と呼ばれています)。本当に波しぶきがかかるところもあるため、波の高い日は通行止めになることもあります。ちょっと怖いような感じの所もありますが迫力満点のドライブを楽しめるでしょう。
 広尾は漁業中心で、このあたりのシシャモが有名です。また、市街地を少し出たところに「シーサイドパーク広尾」というテーマパークのようなものもあり、太平洋の景色を楽しめます。
 ここから10キロほどで一瞬236号線と合流しますが、この国道はすぐに右に分岐していきます。この辺からしばらくの間は海岸から5〜6離れた平野部を走ります。20分ほど走るとさらに少し内陸に入り、林の中を走るという感じになります。少しずつ標高も上がり、ときどき海が見える感じにもなります。交通量は非常に少なく、道路も整備されていますからなかなか快適なドライブです。
 236号との分岐点から50キロほどで十勝川の河口付近に着きますが、実は数年前まで、ここには橋が架かっていませんでした。何となく信じられませんが、渡し船があって歩行者・自転車・オートバイはそれに乗って対岸に行っていたということです。車は別な道を迂回して行くしかありませんでしたが、今ではちょっと場所はずれましたが、立派な橋が架かって、何事もなく対岸に行くことができます。
 橋を渡ってから平地を10キロほど走ると、浦幌で38号線と合流し、ここからずっと重複して釧路に向かうことになります。
しらぬか恋問
道の駅ワンポイントアドバイス
しらぬか恋問 海岸沿いにポツンと立っている物産館という感じ。

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