PC-9821Xv13/W16のたどった道(4)
![]() |
のはずがWGP−FX16N購入 もう終わりと思ったのですが、98シリーズ用のグラフィックボードがどんどんなくなっていくようで、特に「Banshee」搭載ボードは市場から消えつつあるということで、ついつい買ってしまいました。巷の評判ではI−OデータのVDBシリーズの方が良いようだったのですが、すでに発売中止になっていて手に入らないということでメルコのボードにしました。思ったよりも安く買えて(約15000円)良かったのですが、体感的にはそれほど変わりなく、「こんなものか」という感じです(ベンチはかなり上がりました)。3Dをあまり必要としない私にとっては必要なかったかもしれません。特に円の数値はなぜあんなに低いのでしょうか。2Dだけの使用だと、体感的にもあまり変わらないようで、それだけ「Millenium」の2Dは高速だったということでしょう。「Millenium」の使い道を考えなければ。 いずれにしても、ここまでくるともう「おもしろ半分」という感じです。だから「Savage」搭載ボードも気になる(笑)。 (2000.2.8) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
さらにHDDまで・・・ どうも一度始まると簡単には終わりません。ついにHDDまで交換してしまいました。交換というか、今までのマスターをスレーブにして、新たに13GBのHDDをマスターとして取り付けたのです。 Xv13にはHDD容量に上限があり、U-IDE98を使うことにより4.3GBを可能にしていましたが、U-IDE98のBIOSをアップすることにより(U-IDE98M相当)、8.4GB超のHDDを使用することができるようになりました。今でも「9821対応」のものは4.3GBまでですが、今回購入したのはUHDI-13GH/DVというDOS/V対応の製品(I−Oデータ製)です。これを使用するにはまず「DISKINIT」コマンドを実行することが必要なのですが、何とこれができませんでした。U-IDE98は認識しているのに、DISKINITを実行するとHDDを認識しないのです。かなり焦りましたが、U-IDE98のセットアップメニュー(CTRL+GRPH+Z)から「装置の初期化」で何とかなりました。その後「FDISK」で領域を確保し(今回はA:10GB、B:3GBに分割)、「FORMAT」です(システムファイルを転送)。 I−OデータのUHDIシリーズには「B'sCrew」というドライブコピーのソフトがついていますが、今回はこれを使わずに「Explorer」のドラッグ&ドロップでやってみました。「windows」フォルダの「win386.swp」だけを除いてコピーです。ただし、私の場合は「command.com」「drvspace.bin」「io.sys」「msdos.sys」も除外しました。(以前別のマシンのフォーマット後にcommand.comを上書きしようとするとフリーズしたことがあったので) 最後に新HDDをマスターに、旧HDDをスレーブに設定して起動です。今回のベアドライブは「SAMSUNG」というメーカーのものでしたが、実に動作音が小さくて快適です(動いているのがわからないぐらい)。また、大容量にしたことにより高速化され、体感速度もかなりアップしました。もちろんベンチ結果もアップです。19000円でしたが、久しぶりに大満足のパワーアップでした(Read/Writeは約2倍)。 残る課題はメモリですが、64MB×2は4万円以上もするのでちょっと手が出ない状況です。財布の状況によってはわかりませんが・・・。 (2000.2.21) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
今現在のXv−13 ファイルベイ2段目は内蔵MOドライブ→ 本体の上は外付けCD−Rドライブ 現在の周辺機器
|
![]() |
後日談 ドライブの丸ごとコピーの時に、「msdos.sys」を除外したことが後日大変な問題を引き起こしました。DOS時代の「msdos.sys」は手を加えることなどありませんでしたが、Windows95/98ではテキストファイルになっていて、システム付きフォーマットをしただけの状態とは違う内容だったのです。このため、スレーブのHDDに対して「fdisk」を実行した直後から起動できなくなってしまったのです。詳しくは「遭遇したトラブル一覧」にまとめてみました。この時は再セットアップを覚悟しましたが、無事修復できて良かった。 (2000.2.24) |