Grande iR-V (2)

まずは標準状態で起動
 今回はこれをやらなければ何のためにマザーボードまで購入したのかわからなくなってしまいます。しかし、まずは標準状態で起動してみなければ。 いつも通り比較のために古いバージョンのHDBenchでみると、CPUの整数計算、浮動小数点計算がXP1800+より少し低いというXP1700+らしい結果となっています(これだけみるとPalominoコアとThoroughbredコアでほとんど変わりがありません)。それと、何だかよくわかりませんが、何故かScrollの結果が0になっています。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★ 
使用機種 
Processor AMD K7 1441.7MHz [AuthenticAMD family 6 model 8 step 1] 
解像度 1280x1024 65536色(16Bit) 
Display 3D Blaster 5 RX9000 Pro
Memory 523,760Kbyte
OS Windows NT 5.0 (Build: 2195) Service Pack 3 
Date 2003/ 5/11 13:11

プライマリ IDE チャネル
Maxtor 6Y080P0
ST340016A

プライマリ IDE チャネル
GENERIC CRD-BP1600P
TOSHIBA DVD-ROM SD-M1712
ALL Text Scroll DD Read Write Memory Drive
82100 154705 99964 144940 26698 125585 0 59 54467 50442 140676 C:10MB

いよいよオーバークロック
 さていよいよ今回のメインである「オーバークロック」です。初めての体験でドキドキしながらBIOSをいじりました。FSBを133MHzから166MHzに、倍率を12.5倍に変更です。これでXP2600+相当になったわけですが、ベンチの結果は下の通りでCPU関係とメモリの値が大幅にアップしました。また、Super πの104万桁は51秒で、1分21秒かかったXP1800+をはるかに超えています。Windowsやアプリの起動もはっきりとわかるくらいに速くなりました。今回購入したマザーボードはFSBをIMHz刻みで、倍率は0.5刻みで変更することができます。ですから、さらに少しずつ上げてみることも可能ですが、とりあえず早く使える状態にしなければならないので、それは後日にすることにしました。ちなみに、13倍にすれば2700+相当になるはずですが、限度いっぱいにしてしまうのは常用マシンとして問題が起きたときに困るので、このあたりで落ち着くでしょう。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★ 
使用機種 
Processor AMD K7 2089.7MHz [AuthenticAMD family 6 model 8 step 1] 
解像度 1280x1024 65536色(16Bit) 
Display 3D Blaster 5 RX9000 Pro
Memory 523,760Kbyte
OS Windows NT 5.0 (Build: 2195) Service Pack 3 
Date 2003/ 6/ 1 16:51

プライマリ IDE チャネル
Maxtor 6Y080P0
ST340016A

プライマリ IDE チャネル
GENERIC CRD-BP1600P
TOSHIBA DVD-ROM SD-M1712

I-O DATA SC-NB Series PCI SCSI Host Adapter
NECITSU M2513A 2000
ALL Text Scroll DD Read Write Memory Drive
96666 220518 142986 145310 32410 127198 0 59 54467 50442 200053 C:10MB

フロントをシルバーに

 今回購入したケースは全体は白なのですがフロントだけがシルバーになっています。そのためFDDだけ購入しなければならない状況だったのでシルバーののものを買ってきました。それを取り付けてみるとなかなかいい感じです。そこに白っぽいDVD-ROMやCD-RW、さらにMOドライブをつけると何となくおかしい感じがします。今まではあまり気にしていませんでしたが、この3つ自体も少しずつ色が違うのです。そこで今回は思い切ってフロントベゼルを塗装してしまうことにしました。MOドライブのベゼルは簡単にはずれましたが、CD-RWとDVD-ROMはちょっと苦労しました。強制イジェクトピンでトレイを少し出し、まずトレイのフロント部分をはずします。そうしなければ外枠のベゼルははずれないようになっていました。どんなことになるだろうかとドキドキしながらスプレーで塗装しましたが、写真のようになかなかのできばえです。これでどんなケースを買っても普通のドライブを買えることがわかりました。
                  上段上からCD-R/W,DVD-ROM
                      下段上からMOドライブ,FDD(これははじめからシルバー) →



  Dual Channel Memory
  各種アプリケーションも7割方インストールが終了し(もののついでに一太郎V13も買ってしまった)、ほぼ常用できるようにはなりました。今回使ったCPUファンが静かで気に入ったので、旧メインマシン(新しい妻用のマシンになる)につけようと考えました。そこで、ついでに(何がついでだかわかりませんが)メモリをもう1枚注文することにしました。マザーボードがnForce2チップセットということで、Dual Channelにするとメモリ幅に余裕ができるというのでやってみることにしたのです。 相性の問題がきついので、全く同じものを注文し、これで合計1GBのメモリというちょっと前までなら考えられなかった容量になりました。はたしてこんなに必要なのか全くわかりませんし、結果はというと、体感的には全く変化がありません。ベンチをとっても変化なしです。まあ、好奇心でやっている遊びみたいなものですし、1枚8000円程度ですからよしとしましょう。ちなみに、Dualにする場合メモリをスロット3と1に挿すことになっていましたが、新しいBIOS(d14)にするとスロット3と2になります。
 
BIOSアップデート
  マザーボードを購入してからすぐにBIOSを1.1にアップしましたが、その後1.2がすぐに公開されました。しかし、特に必要もないかと思いそのままにしていました。ABITの日本語サイトではその後新しいBIOSは公開されていないのですが、英語サイトで1.4が公開されていました。実は今回の自作がほぼ完了してケースのサイドパネルを閉じたらCPU温度が一気に5〜6度上がったのです。それでも今までのXP1800+より低いのですが、もう少し低くしたいと思っていました。前のマザーボードでは効果が出なかった「COOLON」というソフトを使ってみると効果がありましたが、これはパフォーマンスも少し下げてしまいます。そこで英語サイトに公開されているBIOS1.4(d14という名前)の説明を読むと(何となくしかわかりませんが)、温度が下がるようなことが書かれています。というわけですぐにアップデートしたところ確かに5度程度下がりました。BIOSをアップしたために、上に書いたようにメモリをスロット3と2に挿し変えました。
 
とりあえず完成
 今回の自作の目的はAthlonXP1700+(Thoroughbred)のクロックアップですから、もう少しいろいろとやってみなければ目的を達成したことにはならないのですが、これがメインマシンになってしまった関係上あまりいじるのは不安です。一度166MHz×13.5倍というのをやってみましたが起動しませんでした。そのうち気が向けば13倍でやってみようとは思いますが、とりあえずこれで完成ということにしておきます。        2003.6.4
 
現在の環境及び周辺装置 
SPEC CPU

Memory

HDD
Video
AthlonXP1700+
  -->166MHz×12.5
 
1024MB DDR
  PC2700 512MB×2

80GB+40GB
Radeon9000Pro
Monitor SAMSUNG  SyncMaster172T
Printer EPSON    PM-800C
LP-900
Scanner CANON    FB-620S
MO Drive I-O DATA MOF-640FB
CD-R/W MELCO CRW-S32FB
DVD-ROM TOSHIBA SD-M1712
Router MELCO BLR3-TX4

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