Grande iR-V (1)

 特に不自由しているわけでもなく、問題が起こっているわけでもないのに、1年程度たつと何かやりたくなってしまいます。そんな時にAthlonXP1700+のオーバークロックの話を聞いて、はじめはCPUを換えるだけ、という気持ちから始まったことがまるっきり新規に1台自作という結果になりました。

 

AthlonXP1700+ B step
 メインマシンで使用しているCPUはAthlonXP1800+(Palominoコア)で、ちょっとうるさいことを除けば何の不満もなく使用していました。しかし、BartonコアのXP3000+が発売される頃になってThoroughbredコアの製品が値下がりしてきました。特にいわゆる「苺皿」と呼ばれる、オーバークロックが容易なXP1700+のBステップが7000円を切るようになったのです。ハード的に何もいじることなく、FSBや倍率を変えることによってXP2600+やXP2800+相当になるというのです。「そんなに安いのならやってみよう」という気持ちが固まってしまったときに、重大なことに気がついたのです。それは、今使っている「KT266A」のマザーボードではそこまでオーバークロックできないということです。しかし、もうやる気になってしまっていますから、迷いなくマザーボードまで買ってしまいました。
        マザーボードのソケットに載ったAthlon XP1700+ Bステップ版→

ABIT NF-7 Ver.2(n-Force2)
 とりあえずFSB333対応のマザーボードなら何でもで良いのですが、RAIDなどの付加価値がついていなければどれも結構安い値段で買えます。KT400マザーという選択肢もありましたが、現時点で最速のマザーということでn-Force2を選択しました。購入したのはABITの「NF-7 Ver.2」という製品で、FSBがBIOSで1MHz刻みで変えられるなど、オーバークロックに向いている製品です。nVIDIAのチップセットで、GeForce4 MX相当のビデオチップ内蔵のものや、RAID機能付きのものもありますが、今回は最もシンプルなものです。もちろんUSB2.0対応で、標準のポート以外に3ポートついたブラケットが付属しています。その他にもう1カ所コネクタがあり、そこにケース前面のポートからのケーブルを接続しました。
 ←nForce2 Ultra 400搭載(DDR400対応)のABIT NF-7 Ver.2
 
結局HDDも購入
 当初はWindowsの再セットアップやアプリケーションのインストールが面倒なので、HDDをそのまま使いたいと考えていたのですが、チップセットが全く異なるマザーボードに変えることになったため、旧メインマシンの方をそのままにして、NEWマシン用に新しくHDDを購入することになりました。旧マシンはSeagateの後IBMを使用していましたが、今回はMaxtorのDiamond Max9 80GB(ATA133対応、7200回転、8MBバッファ)にしました。若干音が気になりますが、それほど静音マシンでもないのでいいでしょう。バッファの量が大きいこともあり、速度的には満足です。
 今回はブート用のCドライブとして30GB、データドライブとしてD:30GB、E:18GBとしました(ごく普通のことですが合計は80GBになりません)。この他に旧マシンから移動したデータドライブ(Seagate Barracuda IV 40GB)もパーティションを3つに切って使用していますので、ハードディスクだけでC〜Hドライブとなりました。
                                   Maxtor Diamond MAX9 80GB→
 
騒音の原因はCPUクーラー?電源?
 今回は同僚の薦めで「Falcon Rock II」というCPUクーラーを購入しました。近くの店では見たことがありませんでしたが、8cmファンがついた巨大なクーラーです。さすがに8cmファンだけあって回転数が少ないためにとても静かです。また、ケースは安いものですが、MACRONの400W電源がついたものです。この電源は比較的静かだということで、旧メインマシンに比べて他のものが同じにもかかわらずかなり静かになりました。マシン性能が上がって静かになるとは思ってもみなかったので大満足です。

←8cmファンが乗った巨大なCPUクーラー
「Falcon Rock II」
 

PC-2700(DDR333) 512MB Memory

 旧メインマシンにはPC-2100 512MBのDDR-SDRAMを使っていましたが、今回はPC-2700です。より相性の問題があるということで慎重に選びました。結局購入したのはSamsungチップ搭載の6層基盤のメモリで、SF-7で動作確認されているものです。なお、このマザーボードはメモリスロット3番から使用するようになっています。 

Windows2000 SP3 OEM

 当初の予定にはなかったのですが、HDDも新しくし、元のHDD妻用のマシンにもそのまま使うということで、仕方がないのでOSも購入することになり、HDDと一緒にOEM版を購入したのですが、WindowsXP-ProとWindows2000でけっこう迷いました。結局は半年もすればまた何かいじって、再セットアップなんていうことも非常に高い確率で起こりそうなので、認証関係が面倒なXPを避けて使い慣れたWindows2000にしました。時期が時期ですからSP3になっています(それでもセットアップ後にかなり更新するものがありますが)。 

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