作成1999.4   更新2000.9.13

国道240号線 釧路−網走(117.9Km)
 釧路の市街地を38号線と重複して8キロほど西に向かうと分岐点になります。分岐点を右折して阿寒方面に向かいますが、ここからさらに7キロほどは空港に向かう車もいて、それほど道はすいていません。空港の入り口から10キロほどで阿寒町の市街地に入りますが、阿寒湖温泉はここにはありません。
 市街地を抜けて2〜3キロ進むと、丹頂鶴を観察する施設が見えてきます。道の駅もありますが、そのちょっと奥に観察センターがあり、超高級カメラを持った人たちがたくさん集まっています。鶴の写真を撮りたいと思ったら、少なくとも300ミリ程度の望遠レンズ(またはズーム)が欲しいところです。インスタントカメラでは現像したときに、あまりの小ささにがっかりしてしまいます。
 ここからしばらくは直線的な道が続き、交通量も少ないので快適なドライブが楽しめるでしょう。少しずつ登っていきながら阿寒湖温泉に向かいますが、このあたりは道路脇にたくさんの鹿をみることができます。キタキツネはどこでも見ることができますが、これほどたくさん鹿がいるのは数カ所だと思います。
 ずっと登っていくと弟子屈方面からの241号線と合流します。合流地点を左折して4キロほど進んだところが阿寒湖温泉です。大きなホテルがたくさんありますからすぐわかるでしょう。阿寒湖は夏も良いと思いますが、冬に湖が凍ってからがおもしろいでしょう。凍った湖面上をスノーモービルで走ったり、穴を開けてワカサギ釣りをしたりと、いろいろと楽しめます。温泉街の食堂で食べたワカサギ天丼がおいしかった印象があります。
 温泉街から7キロほどで足寄方面と北見・網走方面に分かれますが、直進している道がこの国道です。なお、この区間は珍しく国道の重複区間であるという標識が立っています。分岐点からは急激に登り初め「釧北峠」に入りますが、それほど大変な峠ではありません。
 峠を下りてからはのどかな酪農地帯をひた走ります。カーブも車も少ないので快適に走ることができますが、結構パトカーがいたりするのでスピードには注意しましょう。25キロほど走ると津別に入ります。
 津別は6年間住んでいた町ですが、過疎の一途という感じでちょっと淋しい街です。ここからは北見に抜ける近道もあります。また、国道から右に曲がって「津別峠」に向かう道もあります。津別峠から見る屈斜路湖は、美幌峠からの景色とは違い、湖を縦に、真下に見るような感じでなかなかいいと思います。私が行ったときにはひどい道でしたが今は少しは良くなったでしょう。なお、そのまま屈斜路湖畔に抜けることもできます。
 さらに国道を16キロほど走ると美幌です。美幌までの道も直線が多く快適ですが、結構事故があるために警察もいます。美幌からはこの国道を右折して243号線に入ると美幌峠を経由して屈斜路湖・摩周湖方面に向かいます。また、ここから網走までは39号線との重複区間になりますからそちらを参照して下さい。
阿寒丹頂の里
道の駅ワンポイントアドバイス
阿寒丹頂の里 タンチョウを見たいならここではなくさらに奥の「ツルセンター」へ行きましょう。ここは売店だけ。

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