国道２４３号線

網走－根室（１４０．８Ｋｍ）

　美幌町で８年間も勤務していましたが、この国道が網走起点だとは知りませんでした。網走から美幌までは３９号線との重複区間ということです。国道自体はいったん美幌の市街地に入ってから分岐していますが、網走からだと美幌市街地煮はいる手前の大きなカーブを終えたところを左折した方がよいでしょう。
　美幌からしばらくはのどかな酪農地帯を比較的まっすぐな道を走って美幌峠を目指します。美幌側からは峠頂上までこれといったカーブもありません。峠の頂上ではたくさんの車が止まって景色を楽しんでいますが、混んでいてもぜひ立ち寄りたいポイントです。夏にはパラグライダーを楽しむ人もいるようです。
　峠の下りは一転して急カーブの連続になります。峠から屈斜路湖を真下に見下ろしていたわけですが、そこを一気に下るという感じです。カーブの連続が終わると屈斜路湖畔に出て直線的な道になります。湖畔に出てから６Ｋｍ程度のところで和琴半島に分かれる道があります。和琴半島は夏には多くのキャンプ客でにぎわうところで、湖畔に天然の露天風呂もあります。
　ここから３Ｋｍ程度で国道は湖畔から離れて弟子屈に向かいますが、湖畔に沿って川湯温泉に向かう道があり、時間が許せばそちらを回って、さらに摩周湖を見てから弟子屈に入りたいものです。弟子屈には摩周温泉があり、大きなホテルもあります。昔は弟子屈温泉と言っていましたが、知名度が高い「摩周」の名前に変わりました。弟子屈の市街地に入る少し手前からも摩周湖に行くことができ、こちらの方がカーブの少ない道です。
　市街地を抜けるとそれまで重複していた３９１号線が右に分岐し、この国道は平坦な原野を東に向かっていきます。１５Ｋｍぐらい走ると養老牛温泉に向かう道が分岐しますが、こちらから「裏摩周」や「地球が丸く見える開陽台」に行くことができます。
　このあとは「北海道ってなんて広いんだろう」とつくづく感じるような広大な原野を直線的にひた走ります。交通量も少なく非常に快適なドライブが楽しめるでしょう。ところどころに「牛横断注意」の看板がありますが、本当に牛が横断するためにしばらく止まることもあります（私も経験があります）。
　養老牛への分岐点から約５０Ｋｍ、こんな道を走り続けて別海で直角に右折します。この交差点を左折すると中標津に、直進すると海岸へと向かいます。１２Ｋｍぐらい走ると野付半島方面からの２４４号線と合流しさらに１０Ｋｍほどで４４号線に合流します。ここから根室までは４４号線を参照して下さい。

道の駅ワンポイントアドバイス
摩周温泉	ここを走った時には道の駅はなかった。まだ行っていません。
スワン４４ねむろ	平成１２年４月オープン。