Grande iR-V (6)

ほぼ総入れ替えへ
 1年以上何もしないで使っていましたが、やはり一度クロックアップした速い状態を経験してしまうと、ノーマルではどうしても遅く感じてしまいます。そして、「何かやりたい」という気持ちも働いてCPUの交換を思い立ちました。しかし、この世界は1年以上も経つといろいろと変わっているもので、CPUはAthlon64X2へと変わっており、今のマザーボードではCPUソケットが合わないということがわかりました。だったらやめればいいのですが、一度やる気になってしまった気持ちはもう変えられません。そんなわけで、マザーボードから交換ということになったのですが、マザーボードを換えると、予定していなかったものまで変わってしまうことになりました。絶対的なものがメモリ。そして、今までのHDDも使えるのですがS-ATAになっていたのでHDDも買うことにしました。 
 CPUは思い切ってこのときのほぼ最速であるAthlon64X2 3800+を購入しました。自分でもよく買ったと思う、約40000円でした。マザーボード、メモリ、HDD、CPUですでに74000円ほど。ショップブランドの安いマシンなら2台買えるかもしれません。しかし、それだけではすまず、せっかくだから(何がせっかくなのか不明ですが)ということで、電源、グラフィックカードも購入して合計92000円ほどになりました。ドライブ類はそのまま使用することにしましたが、それでも全く新しいマシンを組み立てたのと同じかそれ以上かかりました。そしてさらにはついにWindowsXPにすることにして、OEM版のXP Professinalを20000円弱で購入。自分でもよく出したと思える112000円でした。
 改造というよりは、新規組み立てと言った方が良いくらい変わって、劇的に速い環境になりました。OSも変わり(職場のマシンはすでにXPになっていたので慣れてはいたが)、気分一新です。
 今回の改造は「速くする」ことが目的であり、静音ということにはあまりこだわっていなかったのですが、パーツを買いそろえるうちに、電源も静音の12cmファンのものを買い、グラフィックカードもファンレスのものにしました。CPUファンはリテールの付属のものを使いましたがこれもなかなか静かです。唯一の誤算はHDDで、静音で定評があるSeagateのBarracudaシリーズを購入したにもかかわらずシーク音がやや気になったのが残念でした。それでも、マザーボードのチップもファンレスで、ケースをきちんと閉じるとかなりの静音マシンができあがりました。これは予定していなかったことでとてもうれしいことです。寝室とつながっている小さな書斎に置いているので静かだということは非常に重要なことなのです。


                      2006.5
 そんなわけで今回の改造は終了です。上にも書いたように、改造とは言え、久しぶりに新規に組み立てたような気分です。しかし、いつものことながらOSを入れ替えるとソフトのインストールや設定が面倒です。
現在の環境及び周辺装置(赤が変更点) 
SPEC CPU
Memory

HDD

Video
Athlon64X2 3800+
1024MB DDR
  PC3200 512MB×2

250GB120GB
 +LAN120GB

Geforce6600
Monitor SAMSUNG  SyncMaster172T
Printer EPSON    PM-G800
LP-900
Scanner CANON    FB-620S
Card Reader MITSUMI FA404M
MO Drive I-O DATA MOF-640FB
DVD-Multi MELCO DVSN-D5812FB
DVD-ROM TOSHIBA SD-M1712
Router MELCO WZR-HP-G54
 
ついに引退へ
 その後2年ほど、途中フレッツ光を導入したり、DVDマルチドライブを2台にしたり、複合プリンタを購入してスキャナを外したりという細かい変更点はありましたが、ほとんどいじることもなく快適に使用していました。
 しかし、徐々に調子が悪くなり、フリーズることが多くなったりしました。それでも騙し騙し使っていたのですが、我慢できなくなり新しいマシンを購入することにしました。パーツをそろえて組み立てるのは結構高くつくのでショップブランドのカスタマイズでまとめることにしました。
 そして、そのマシンが到着する1週間ほど前に、ついに起動しないという事態になってしまいました。新しいマシンが来たらサブマシンとして使うか、父親用にするか、いずれにしてもまだ使う予定だったので中古のCPUを買って付け替えてみたりしましたがダメでした。やはりマザーボードが死んだのかもしれません。
 そんなわけで、歴代のメインマシンの中で唯一「余生がないマシン」となってしまいました。     2009.2


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