宗谷地方

日本海側の海岸線    豊富から浜頓別へ    枝幸・歌登から美深・下川へ
 宗谷地方は裏道が必要ないほど交通量が少なく、国道が最も快適な道と言えるかもしれませんが、一応国道以外に比較的快適だと思われる道を紹介します。40号線238号線が主な国道です。

                                                                       旭川方面へ
 
日本海側の海岸線
 40号線はずっと内陸を走りますし、232号線も天塩から内陸に入って40号線と重複してしまいますが、天塩からずっと海岸線を走る快適な道があります。舗装状態も良く直線的な道で、手塩から30Kmほども走ると、天気が良ければ利尻富士の美しい風景を楽しみながらドライブができます(脇見運転には注意)。天塩から60Kmほどの快適なドライブをすると道は山に登っていき、山越えをして南稚内市街に入りますが、左に折れてそのまま海岸線を走る道もあります。あまり道幅は広くありませんが舗装はされています。こちらの道は5Kmほどで野寒布岬(ノシャップと読みます。根室にあるのは納沙布と書いてノサップと読みます)に着き、そこを回るようにして稚内市街に向かいます。野寒布岬には水族館もあります。また、岬の3Kmほど手前には新しくできた温泉もあり、露天風呂から臨む利尻富士はなかなかのものです。個人的には、この海岸線の道を国道232号線に昇格させた方がよいと思うのですが。

                                                                       
旭川方面へ
 
豊富から浜頓別へ
 宗谷地方で日本海とオホーツク海を結ぶ道はこれぐらいしかありません。豊富市街から40号線を折れて豊富温泉に向かいます。9Kmぐらいで温泉街に着きますが、ここはこのあたりでは最も大きな温泉で、いくつかのホテルや旅館があります。温泉街を過ぎるとすぐに幌延に向かう道がありますが(幌延は国道沿いにない)、そのまま直進していきます。50Kmほどの間、ほとんど民家もないような深い山の中を走り続けると、浜頓別に着きます。山の中といっても高低差はあまりなく、部分的にカーブが多くなるものの交通量も少ないため快適に走ることができます。ただし、本当に何もないのでちょっと淋しい感じがします。
 豊富の入り口をちょっと旭川寄りに行ったところを反対側に折れるとサロベツ原野の中を走り稚咲内というところで日本海に出ることができます。この道を右折すると稚内、左折すると天塩です。豊富−稚咲内間の道は舗装されているものの道幅の狭いところも多く、それほど快適ではありません。


                                                                       
旭川方面へ
枝幸・歌登から美深・下川へ
 枝幸から旭川方面に向かうには国道を通らずに音威子府まで走りますが、その途中に歌登があります。ここから40号線に出ないで美深に行く道と、名寄を経由しないで下川に抜ける道があります。歌登市街から健康回復村(スキー場やゴルフ場がある)という看板に従って走ると、7Kmぐらいでスキー場が見えてきます。そこからさらに9Kmほど走るとオホーツク海側への道との分岐点がありますが、そちらではない方へ向かいます。以前はこの先の道は未舗装で悪路でしたが、分岐点から9Kmほどのところにある天の川トンネルが開通して良い道になりました。トンネルから20Kmほど走ると美深方面と雄武方面への分岐点があります(すでに上川管内ですが)。美深方面に行けば20Kmほどで美深に着き、雄武方面に行ってから途中分岐すると45Kmほどで下川に着きます。ただし、現在はダム建設のため通行できないかもしれません。歌登付近では一度も列車が通ることのなかった国鉄美幸線(建設途中で終わった)の鉄橋跡などを見ることができます。なお、下川から愛別に抜ける道もありますから上川地方を参照して下さい。

                                                                       
旭川方面へ

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