作成1999.4   更新2000.10.2

国道40号線 旭川−稚内(249.8Km)
 旭川から日本最北の稚内へと続く国道です。名寄までは比較的交通量も多くなっていますが、名寄以北は車もぐっと減りハイウェイ状態です。途中大きな都市もなく、何となく淋しい感じを受ける国道です。ただし、名寄まではパトカーの巣とも言われるほどですから(一時重大事故が多かった)、十分に注意しましょう。
 旭川を抜け、比布までは国道39号線とほぼ平行に走り、札幌方面からの車は40号線を走ってきて比布から39号線に出るパターンが多くなっています。ですからここまでは交通量も結構なものです。その後は車も半分近くになり、快適なドライブを楽しめます。この国道沿いにはスキー場と公共に近い形の温泉が数多くあります。まず「ぴっぷスキー場」のそばに「遊湯ぴっぷ」(国道から2分程度)があります。ごく最近できたばかりで、サウナ・露天風呂もあります。なお、旭川に向かって走る場合は、スキー場入り口を過ぎてから2Kmぐらいの所に無人速度測定器がありますから注意しましょう。
 三浦綾子の小説「塩狩峠」でも有名な塩狩峠(有名なのはJRの線路の方で、現在の国道は大きなカーブが2つあるだけです)を越えると和寒です。いかにも寒そうな名前ですが、町はずれでは氷点下40度近くまで冷え込むことも珍しくありません。和寒には東山スキー場があります。和寒付近はすぐ近くを走る高速道路が建設中で、大型車両が多くなっています。
 和寒を過ぎてから、市街地を通らないので見過ごしやすい剣淵には「レークサイド桜岡」(国道から10分程度)があります。右手にある「びばがらすスキー場」から右折しましょう。なお、この交差点の2Kmほど手前の下り線に無人速度測定器がありますので十分注意しましょう。
 旭川を出て初めて町らしいところに来たと思ったら士別で、和寒とともに合宿地として売り出し中です。日本海側へはここから239号線に入ります。サフォーク種という羊を飼育していて、この肉をつかったジンギスカンを食べることができます。市街地を抜けてしばらくすると左手に「日向スキー場」と「日向温泉」(国道から7〜8分)があります。ややひなびていますが混んでいないのでゆっくりできるでしょう。
 この区間のもっとも大きな町が名寄で、現在私はここに住んでいます。「ピヤシリスキー場」が有名です。冬のジャンプ大会の幕開けはここのピヤシリシャンツェからで、有名なジャンパーが勢揃いします。スキー場のロッジとつながって「名寄温泉」(国道から12分程度)があります。名寄から239号線でオホーツク海側へ抜けることができます。
 名寄を過ぎて20キロほどで美深に着き、市街地を過ぎてしばらく行ったところに「道の駅」がありますが、そのすぐ奥に「美深温泉」があります。名寄を過ぎて減った車はここからいっそう少なくなります。なお、美深から音威子府までは275号線との重複区間です。
 音威子府に入る手前左手に「天塩川温泉」(国道から2分程度)があり、市街地にはいると右手に「音威富士スキー場」があります。音威子府から中川までは天塩川沿いに曲がりくねった道が続き、この国道唯一の走りにくい部分です。国道の川向こうは北大演習林になっていて道路改良ができなかったのですが、ついこの間演習林内に道路を建設することが認められました。そのうちまっすぐな快適な道路ができるでしょう(いつのことかわかりませんが)。中川には「ぽんぴらアクアリズィング」(国道から3分程度)という温水プールもついた温泉があります。
 ここから稚内までは原野の中のハイウェイです。スピードの出しすぎに注意しましょう。豊富なはちょっと大きな「豊富温泉」(国道から15分程度)があります。ここは昔からある温泉で、いくつかのホテルがあります。あとは原野の中を走り続け稚内に到着です。このあたりの冬は猛吹雪(地吹雪)になることが多いので注意しましょう(とにかく風が強い)。                                      
おといねっぷ びふか
道の駅ワンポイントアドバイス
おといねっぷ 道の駅になる前からきれいなトイレということで利用されていました。特徴は特になし。
びふか 道の駅自体はそれほど特徴はありません。ちょっと奥に温泉があります。


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