作成1999.4   更新2000.9.14

国道275号線 札幌−浜頓別(281.6Km)
 札幌から12号線と平行するように北に延び、徐々に離れてさらに北上します。美深で40号線と合流し、音威子府からまた分岐して浜頓別まで延びる長い国道です。滝川で12号線と非常に近くなるため、旭川に向かう車が混雑する12号線を嫌いこちらを走ることも少なくありません。
 札幌−当別間は通勤の車が多く、かなり混雑します。そのため4車線化の工事がどんどん進められていますが、当別を過ぎると交通量はぐっと減ってきます。国道に沿って新十津川まではJR学園都市線(正式には札沼線らしいです)がありますが、列車は当別までのものが多く、その先は本数が少ないために国道を利用する方が多いと思います。最近になって当別付近も道路工事が行われていますが、拡幅工事なのか付け替え工事なのか不明です。
 この国道と12号線はところどころにつなぐ道がありますが、新十津川の少し手前から砂川に抜ける道と、新十津川から滝川に入る道が最も短くなっています。富良野方面に行くなら、砂川に抜ける道が良いでしょう。
 新十津川からは車がさらに減ります。その後は交通量の少ない田園地帯を走る快適な道路になり、周りに何もない分、道の駅が随所にあります。雨竜も北竜も大きな道の駅になっていて、北竜では温泉も併設されています。
 さらに進み、沼田を過ぎると、まだ道路の整備が完全に終わっていない部分があり、道幅の狭いカーブが続いたりしますが、危険な箇所などはありません。沼田から40分程度で「そば」が有名な幌加内に入ります。幌加内町は細長いのでその後も幌加内ではありますが、市街地はアッという間に通り過ぎてしまいます。
 市街地を抜けて20分ほどで左側に道の駅がありますが、ここも温泉が隣接されています。露天風呂もありなかなかです。
 その後239号線と交差して(2キロほど重複)朱鞠内へと続きます。朱鞠内湖はダムによってできた人造湖としては道内最大のものです。多度志からこの朱鞠内まで数年前まではJR深名線が平行して走っていましたが、今は廃止されてしまいました。廃止する事になったのでこの道が道道から国道に昇格したような記憶もあります。さて、国道は湖の南側から東側を通ってさらに北上を続け、50キロほど走ると美深で40号線と合流します。美深では久しぶりに町を見たという感じがするでしょう。
 音威子府までは40号線と重複区間となり、音威子府の道の駅から再び分岐します。ここも国道沿いにJR天北線が走っていましたが、やはりローカル線として廃止され、そのときに国道に昇格しています。何もない山の中を走り続けますが、最近中頓別の手前に道の駅ができました。そしてさらに何もない道を走り続けると終点浜頓別でオホーツク海に出ます。昔はこんなに長い国道ではありませんでしたが、線路廃止に伴って道路を整備するためにどんどん昇格した部分が増えてきました。
田園の里うりゅう サンフラワー北竜 森と湖の里ほろかない びふか おといねっぷ ピンネシリ つるぬま
道の駅ワンポイントアドバイス
ピンネシリ ログハウス風の造りで国道を挟んだ向かい側に温泉があります。
おといねっぷ 道の駅になる前からきれいなトイレということで利用されていました。特徴は特になし。
びふか 道の駅自体はそれほど特徴はありません。ちょっと奥に温泉があります。
森と湖の里ほろかない ここも温泉と一体になっています。レストランはそば主体で私向きではありません。
サンフラワー北竜 とても大きなひまわり畑の横にあります。宿泊もできる温泉があります。
田園の里うりゅう ごく普通の道の駅ですが、収穫の時期には農家の直売もあります。
つるぬま 平成11年に登録されたばかりです。男女のトイレが離れています。

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