札幌JCT−士別剣淵IC
岩見沢までだった期間は結構長かったような気がしています。「北に延びるのはまだか、まだか」と待ちわびながら岩見沢から高速に乗りましたが、速いという便利さと料金の兼ね合いもあり、必ず利用するというまでには至りませんでした。それが美唄まで延び、滝川まで延び、と延長されるにしたがって利用する機会が増えていきました。
ここで旭川を本拠地とする私にとっては大問題が起こりました。深川−旭川鷹栖間は2車線区間で開通するというのです。北海道第2の都市である旭川まで4車線が延びないのは全く納得がいきませんでした。「利用者数によって4車線にする」ということでしたが、制限速度70Km/hの追い越し禁止では利用者が増えないのも仕方がありません。しかも高低差が大きいため、冬は事故が多く「危険な高速」という印象を持ってしまいます。そうはいっても、旭川から札幌まで国道経由では3時間以上かかってしまいますから、高速を利用することが増えていきました。
そうこうしているうちに、この区間も徐々に4車線化されて、平成15年には完全に4車線になりました。
最近では高速を使わないで札幌に行くことはほとんどないのですが、その最大の理由は札樽自動車道と連結されたことです。私が札幌に行くとき、ほぼ必ず手稲方面に行きます。以前は札幌ICで高速を下りたあと、手稲まで非常に時間がかかりました。いろいろな道を試しましたが、札幌市内の車の量ではどうしようもありませんでした。しかし、現在では高速のまま新川ICまで行くことができ、大幅に時間短縮になっています。私の経験上、札幌JCTと札幌西ICの間では新川ICを利用する車がもっとも多いような気がします。欲を言えば、西ICでも下りることができればいいのですが・・・。
さて話を戻して、この区間は交通量もあまり多くなく行楽シーズンなどでも大きな渋滞ということはほとんどありません。「高速道路らしく走る」ことができると言えるでしょう。走行に関して注意が必要なのは、4車線になったとはいえ高低差が大きい旭川鷹栖−深川間ですが、そのほかに江別−岩見沢間は大変風が強いので注意が必要です。
高速道路ですから走りながらの景色はほとんど楽しめませんが、この区間ではやはり砂川SA(ハイウェイオアシス)が少し楽しめるでしょう。景色ではありませんが、子ども連れであれば、「子どもの国」に足を運んでみると良いと思います。他のSA・PAに比べ利用客も多いと思います。あとはこれといって何もありません。下り線の岩見沢手前にオービスがあるので注意しましょう。
平成12年秋にようやく旭川鷹栖から和寒までが開通しました。基本的に2車線区間ですが、追い越し区間が結構たくさんあります。しかし、普通はICやPA・SAの前後が4車線になるのに、この区間はそれとは別の部分になっていて、比布大雪山PAは片側1車線の区間にあります。このPAからの大雪山連峰の景色はこの高速の中では有数だと思います。その後平成15年には士別剣淵ICまで延伸されましたが、その先名寄まではいろいろと論議を呼んでいます。しかし、名寄−美深間は高速道路規格のバイパスが建設されていますから、これと接続しない手はないと思います。和寒−士別剣淵間は上りと下りが離れて対面通行でない80km/h制限の区間が多く比較的快適ですが、両側の草が生え放題で、何となく「単なる車の少ない田舎道」という印象を持ってしまうような道です。
なお、深川インターの少し手前に深川JCTがあり、深川・留萌自動車道が分岐しており、現在は沼田ICまで開通しており、平成16年度中に北竜ICまで延伸する予定です。
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