作成1999.4   更新2000.9.13

国道229号線 小樽−江差(287.5Km)
 積丹半島をぐるっと回る道は数年前にできたばかりで、それまでは内陸の当丸峠経由の国道でした。海岸線が開通してから行っていないので、一部走っていない部分があります。
 小樽を出て8Kmほど走ると海水浴場のメッカとなり、夏は混み合う道路です。内陸を走る通称「フルーツ街道」を走った方が速いかもしれません。その後12〜3Kmでニッカウィスキーやワインで有名な余市に着きます。余市までは5号線との重複区間になっていますので、そちらも参照して下さい。
 余市の中心部から5号線と分かれて積丹方面と向かいますが、平坦な海岸線でないため、思ったより内陸を走ることが多い感じです。18Kmほどで古平ですが、途中多くの犠牲者を出した豊浜トンネルの部分を通ることになります。この区間は小さなトンネルがたくさんあり、トンネル内も狭いためあまり快適とは言えません。走行には十分注意しましょう。なお、海岸線が開通するまではこの古平から内陸に入って峠越えをしました。
 古平から13Kmほど走ったところで分かれ道がありますが、積丹岬に行くにはここで国道からそれていくことになります。岬を回って国道に戻れますし、国道は単に山の中を走るだけですからぜひ岬まで行ってみましょう。国道に戻って8Kmほど走ったところから徒歩で神威岬に行くことができます。ここからの眺望はなかなか雄大なものですから、ちょっとの間車をおいて歩いてみてはどうでしょうか。
 私が走ったときにはこの先少し行ったところまでしか道がなかったので、旧国道との合流地点までは走ったことがありません。新しい道ですからおそらく快適なのではないかと思います。行ってみたいとは思うのですが、あのトンネル事故があってしばらくはそういう気持ちになれないまま今に至っています。
 旧国道との合流地点からですが、先ほどまでと同じように断崖のような部分にできた道を走ることになります。ただ、こちらの方はより海に近い部分を走ります。15Kmほど走ると平坦な部分に出て、右手に泊原発の施設が見えますがあまり近くには行けないようです。原発を過ぎて8Kmほどで岩内に着きます。
 岩内から北檜山まで120Kmの道のりは、ほんの一部を除きひたすら海岸沿いを走り続けます。途中これといったものもない平凡な道ですが、交通量も少なく、日本海の景色も素晴らしい快適なドライブを楽しめるでしょう。ただし、この区間も小さなトンネルがたくさんあり、これも崩落で話題になった第2白糸トンネルもあります。
 北檜山から25Kmほど内陸を走り、大成で再び海岸に出ると今度は福島まで135Kmの海岸線が続きます。海岸沿いにはたくさんの漁港があり、大成から55Kmほどで江差に着きます。ここでこの国道は終了し、続きの海岸線は228号線に変わることになります。日高支庁とこの桧山支庁には市がなく、江差が支庁所在地になっています。江差の少し手前から227号線と重複区間になりますが、函館に行くならこちらに入って行くのが良いでしょう。
 なお、この国道は、おそらく道内最多の7箇所という道の駅を持っています。
江差 ルート229元和台 てっくいランド大成 よってけ島牧 いわない オスコイ!かもえない スペース・アップルよいち
道の駅ワンポイントアドバイス
スペース・アップルよいち この国道を走ったときにはまだ道の駅はなかった。
オスコイ!かもえない 上に同じ。
いわない 上に同じ。
よってけ!島牧 上に同じ。
てっくいランド大成 上に同じ。
ルート229元和台 上に同じ。
江差 上に同じ。

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