作成1999.4   更新2000.10.2

国道5号線 函館−札幌(282.7Km)
 札幌から小樽方面経由で函館に向かう、北海道唯一の1桁番号の国道です。函館に向かうとき、長万部までは苫小牧・室蘭方面の国道36号線37号線経由の方が交通量が多くなっています。混雑するのは札幌−小樽間、長万部−函館間で、特に、長万部以南は函館に向かう道はこれしかありませんから(日本海側にはありますが、かなり遠回りになります)、行楽シーズンなどは大変な渋滞になります。特に長万部の、室蘭方面からの車と合流する交差点は大渋滞です。高速道路が長万部以南まで延びればいくらか緩和されるかもしれません。
 札幌−小樽間は平行して札樽自動車道も走っていて、こちらも結構混んでいますが、それでも国道の交通量はかなりです。何といっても札幌の市街地を抜けるのが大変で、高速の3〜4倍は時間がかかると思った方がよいでしょう。この区間は高速がおすすめです。混雑が激しいのは何といっても海水浴シーズンです。今年はマイカル小樽ができたので、いっそう混雑するのではないでしょうか。
 札幌を出ると、しばらくして右側に海が見えてきますが、それもつかの間ですぐに山の中に入ってしまいます(山と言うよりは崖っぷちという感じ)。小樽は近年観光地化が進み、シーズンは市街地を抜けるのに結構時間がかかるかもしれません。市街地を抜けると再び8Kmぐらいは山間の道になり、その後海水浴場がたくさんある海岸線に出ます。20Kmちょっとで余市に着きますが、余市を過ぎると完全に内陸の道路になります。余市にはニッカウィスキーの工場があり、試飲もできますがドライブ途中ですから自粛しましょう。途中、仁木では道路脇がみんな果物屋さんという感じになります。ニセコへは倶知安から行くことになります。ニセコには大きなスキー場がたくさんあり、冬期間は大変にぎわいます。
 倶知安を過ぎて、左に蝦夷富士といわれる羊蹄山を見ながら南下しますが、だんだんと山深くなり、しばらく走って海が見えたところが長万部です。長万部といえば国道沿いのドライブインが有名です。「カニちらし」などを食べてみましょう。それから八雲までは左手に海岸線を見ながら平坦な直線道路が続きます。八雲を過ぎると再び山間に入り森(町の名前です)を経由して大沼公園へと続きます。ここでは左手に駒ヶ岳が見えます。駒ヶ岳は角度によってまるで違う山のように姿を変えることで有名です。大沼公園は国道から左に折れてしばらく走らなければなりませんが、夏はとても綺麗だと思います。
 大沼を過ぎ、七飯あたりになると、道路脇の松の種類が違うことに気がつきます。「暖かい地方なんだなあ」とつくづく感じる瞬間です。後何年かすればここからバイパスで函館に行けるようになりますが、今は混雑した道を函館に向かうしかありません。
スペース・アップルよいち ニセコビュープラザ くろまつない YOU・遊・もり
道の駅ワンポイントアドバイス
スペース・アップルよいち このあたりを走ったときにはまだ道の駅はなかった。
ニセコビュープラザ 上に同じ。
くろまつない 上に同じ。
YOU・遊・もり 上に同じ。

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