番外編

Color Browser Board (DoCoMo)

 名前の通りWEBブラウジングを主目的にしたと思われる「カラーブラウザボード」は、パソコンと呼べるほどの代物ではありませんが、カラー画面で一応WEB閲覧やメールができるということで掲載することにしました。ほとんどおもちゃ感覚です。(2001.10購入)
 
1 最初の目的
 出張や旅行の時に使うために、Cassiopeia FIVA MPC-205を購入したのですが、余り荷物を持っていきたくない出張が入り、もっと小さなものが欲しいと思うようになりました。目的はメールチェックと掲示板のチェックです。それを目的に探していると、Pocket Post Pet(以下ポポペ)というものを発見しました。というか、あることは知っていたのですが、今回はポポペがWindowsCEベースでできていて、ちょっと改造するとWindowsCEマシンになる、ということを知ったのです。これはおもしろそうだということで、「どこかの電気屋で4000円弱で売っていたなあ」と思い探しましたがありません。1軒だけありましたが8900円で、ちょっと予算が合わずに断念しました。
 
2 これはどうだ
 それでもあきらめきれずにいろいろ探していると、似たような物がたくさんあることがわかりました。その中でDoCoMoが発売元の「カラーブラウザボード」(以下ブラボ)というものを発見しました。これもどこかで見たことはありましたが、「どうせおもちゃ」という感じでしか見ていませんでした。しかし、一度ポポペに関心を持ってしまった今となっては、同じような種類に見えてしまいます。しかもポポペはケーブルで携帯電話に接続ですが、こちらは「P-in Comp@ct」が使えるのです。携帯電話に接続するより速いし、FIVA用に「P-in Comp@ct」も用意してあり、条件は整っています。さて、そのお値段。何と3800円ではありませんか。すぐに買ってしまいました。ちなみに、ポポペを売っていた唯一の店ではブラボも約9000円、近くのドコモショップでは12000円ぐらいでした。(価格.comでも4500円くらいだった)
 
3 知らないOS
 さて、名前の通りブラウジングやメールチェックに使用するのであれば、画面もそこそこ綺麗で(小さいのは仕方がない)、操作も難しいことはありません。しかし、元もとこの手の物に興味を持ったのは上に書いたとおり、「ポポペがWindowsCEマシンになる」ということがきっかけです。そこでこのブラボについてもいろいろ調べてみました。製作元は「シチズン時計」で、サイトを調べてみた結果、ACCESSという会社の「μMore」というTRON系のOSのようで、そこに「NetFront」というブラウザを載せているとのことです。そんなわけで結局どうにかできるのか全くわかりません。
 
4 興味半減だが・・・
 WindowsCEではないということで、興味は半減してしまいましたが、せっかく買ったのですから一応使うことにしました。設定項目などはほとんどなく、唯一プロバイダーへの接続設定だけがあります。この設定が、いわゆるパソコンと違って、メールの設定まで一緒にしてしまうのです。実は自宅でフレッツISDNにしていて、その他に緊急ダイヤルアップ用に別なプロバイダと契約しています(JustNetの月1時間まで100円というコース・・・キャンペーンで1年間無料)。ですからインターネットへの接続はJustNetへ、メールの設定はメインのプロバイダへ、ということになります。しかし、これがなかなかうまくいかないのです。受信はできるが送信ができないとか、その逆とか。ちゃんと設定されていないのでしょうが、その後調べていません。結局受信と送信のときで設定を切り替えて使いました。設定は5つまで保存できますが、今回は旅行中に使うということで、各地のアクセスポイントを設定しなければならないので、上に書いた不具合(私がわからないだけかも)は非常に不便でした。
 
5 ブラウジングは
 さて、WEBサイトの閲覧ですが、これがメインのマシンですから当然かもしれませんが、思ったよりも使えました。液晶のサイズは320×240という、VGAの4分の1ですから画面が狭いのは仕方がありません。表示の切り替えで幅だけ半分のサイズにして640×240にすることもできますが、これはちょっと見づらいので通常の方が良いでしょう。どうせなら縦も半分のサイズにしたらどうなのかとも思いますが、これもきっと見づらいのでしょう。あきらめてスクロールしながら見るのがよいと思いました。
 
6 いじりようがない
 というわけで、何とか使えるものの、ポポペのようにWindowsCE化ができるわけでもなく、結局これ以上いじりようがないということになりました。「P-in Comp@ct」用のスロットで通常のCFカードが使えて、読み書きできるのならかなり使いようもありそうなのですが・・・。                          (2001.12.1)
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