1997年
 
7月29日(火)〜8月2日(土)   4泊5日

 福岡(西鉄グランドホテル・・・博多)
 広島(メルパルク広島)
 山口(常盤亭・・・湯田温泉)
 福岡(西鉄グランドホテル・・・博多)

  レンタカー    カローラII(トヨタ)
    走行距離
      1日目 なし
      2日目 287km 
      3日目 177km
      4日目 227km
      5日目 なし
             合計 691km


7月29日
 今年の旅行は広島・山口がメインだが、広島空港発着の良いパックプランがなかったので、福岡空港に飛ぶことにする。この日は博多に宿泊するだけ。前回来たときには中州近くのホテル(博多城山ホテル・・・朝食バイキングのときの大皿に豪快に盛りつけられた明太子が忘れられない)だったが、今回は長浜により近いところで天神にした。夕方早い時間にホテルの近くで博多ラーメンを食べる。昼食が不規則だったので本格的な夕食までのつなぎということで、あまり期待はしていなかったがとても美味しかった。どこに入っても美味しいのかな、とちょっと感心。いったんホテルに戻って休んだ後、今度は中州へ出かける。知人に聞いてあった「紀文」という屋台の天ぷら屋さんが目的。屋台で天ぷらという北海道に住む人間には考えられないことだが、実に本格的な天ぷらを出してくれる。しかも全て目の前で揚げてすぐ出てくるから美味しい。その辺の天ぷら屋より美味しいかもしれない。ふぐの天ぷらが特に印象に残る美味しさだった。でも屋台なのに2人で8000円もかかった。
 


↑ 錦帯橋。木造の美しい橋だ。



↑ 宮島の厳島神社。反対側に鳥居があるが干潮時で残念。
7月30日
 朝ホテルにレンタカーを配車してもらい、天神北ランプから都市高速に乗る。ホテルから右折で出ると簡単だったのだが、交通量が多く交差点のすぐそばだったのであきらめて左折し、ぐるっと大回りして行く羽目になった。この高速が九州自動車道に直接つながっていれば速いのだが、まだ工事中でバイパスと呼ばれる道はとても渋滞していた。その後は順調に中国自動車道・山陽自動車道と走り、まずは岩国で観光。目的は錦帯橋。わたるのに料金がかかるが(210円)、なかなか趣のある橋だ。しかし、どんな橋でも同じかもしれないが渡っているときよりも少し離れてみる方が良い。戻ってきてから近くの食堂で「岩国寿司」というものを食べる。ちらし寿司の押し寿司という感じである。続いて広島岩国道路(山陽自動車道がこの区間だけ途切れている)で宮島へ。車は駐車場に置いて船で島に渡ることに(車も行けるが)。紅葉まんじゅうを食べながら厳島神社へ。残念ながら干潮時で迫力ある風景は見られなかったが、なかなか美しい神社だ。今度は満潮時に行きたいものだ。一通りまわって再び船に乗り車に戻る。ここからは一般道で広島に向かう(西広島バイパスは自動車専用で高速のようだった)。ほとんど迷うことなく目的のホテルに到着。平和公園のすぐそばという好立地で夜の街も近い。あらかじめ調べてあった「くるみ屋」というお好み焼き店へ。広くない店で行列もできるということだったが、タイミング良くすぐに入ることができた(その後急激に混んできた)。「そば入り」と「うどん入り」を注文。どちらもとても大きく、ちょっと多いくらい。うどん入りも悪くはないがやはりそば入りだろう。「そば」という言葉にはちょっと抵抗があるのだが・・・。このあとこの言葉に関する事件があったのだがそれは省略。「目の前の道路が工事中でうるさいかも」という断りがあったのだが、やはりちょっとうるさかった。
 
7月31日
 朝食後まずは平和公園へ。原爆ドーム・平和の子の像・慰霊碑を見て、平和資料館へ。やはり日本人たるもの一度は広島へ行き、原爆や戦争のむごさを子の目で見るべきだ。その後チェックアウトの時間になり、車だけ置かせてもらって(3時間くらい無料で置かせてくれた)広島城に向かう。大河ドラマの関係で「毛利元就展」をやっていた。城そのものはどちらかというと平凡なものだった。その後ホテルの近くのビルにある昼食バイキングの店で食べてから広島を出発する。広島自動車道・中国自動車道と走り、山口ICから一般道で防府へ(山陽自動車道でも良かったのだが、いろいろな道を走りたくて)。ここで「毛利邸」を見て(わざわざ行くほどでもなかった)、今日の宿泊地湯田温泉へ。北海道の最近の温泉では珍しくなった「女将が部屋に挨拶に来るホテル」で、夕食後女将を含めて従業員一同が出し物を披露するというもてなしがあり、女将の「玉すだれ」が客を沸かせていた。風呂は北海道の広大な浴場には及ばないが、なかなか良いホテルだった。
       ←原爆ドーム。よくこれだけ形が残ったものだ。


↓ 原爆の子の像。
  周りにはおびただしい数の
   千羽鶴が奉納されている。
 


8月1日
 この日はチェックアウト後まっすぐ萩へ向かう。途中有料道路に入り「松陰記念館」を見て萩市内に入る。ここでは吉田松陰歴史館・伊藤博文旧宅・松下村塾・木戸孝允旧宅・高杉晋作旧宅などを見て回る。また、「菊屋家住宅」なるものを見学し、その後萩焼の店でお土産を買う。郊外のおしゃれな店で昼食にパスタを食べ、秋芳洞の近くを通って下関に向かう。「萩・津和野」とよくセットで言われるが、津和野はかなり遠いので今回はパスすることに。下関の市街は行かず、高速道路のPAから関門橋を眺めるだけにした。レンタカー返却の時間があるのだ。関門橋を渡り、わざわざ北九州都市高速に入る(とにかくいろいろな道を走りたい)。九州自動車道に戻って博多へ。いったんホテルにチェックインしてから博多駅前までレンタカーを返却しに行く。夜はお目当ての餃子の店があったのだが残念ながら休み。どうしようかと考えながら歩いてワイン飲み放題の店を発見し、長時間居座る。
  




↑ 中国自動車道「壇ノ浦PA」から関門橋を臨む。
                    このPAは下り線のみにある。
8月2日
 朝食後、中州まで出かけ、「ふくや」本店で明太子を購入。何件かには送ってもらい、これでお土産関係は終了である。博多は2回目だが、明太子は2回とも「ふくや」本店で買った。どこが美味しいのかわからないが、1回目に買って気に入ったので今回もという感じ。
 その後、チェックアウトをして地下鉄で空港に向かい(荷物が重い・・・JASのカウンターは遠い)、帰路につく。旭川直行便なら便利なのだが、今回は千歳空港へ。千歳からは重い荷物を持ってJRで旭川まで・・・。と、すぐに旭川までの直行列車があるはずだったのだが、なぜかダイヤが乱れている。駅の放送を良く聞くと、気温が上がりすぎてレールが曲がっているところがあるらしい。結局一番最初に出発した快速で札幌まで行き、札幌で乗り換えて帰る羽目になった。この日の札幌は35度まで上がったとか。暑いところから帰ってきたのだが、こちらも暑いようだ。まあ最後にそんな波乱もあったが、夏の旅行では初めて温泉にも泊まり、結構充実した旅行であった。

 

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