作成1999.4 更新2000.9.29
国道278号線 | 函館−森(114.2Km) | ||||||||
函館から恵山方面に向かい、東側の海岸を通って森まで行く国道です。少しずつ改良されてきていますが、何せ平地の部分がほとんどないために、なかなか進みません。 函館から海岸線を東に向かうと、まずは湯の川温泉です。ここは道内有数の温泉地で、近代的な大きなホテルがたくさん建ち並んでいます。ほとんど泊まったことがありませんが、函館は料理がおいしく、競争が激しいところは常に改善されていきますから期待を裏切らないでしょう。温泉街を過ぎて国道から分岐するとトラピスチヌ修道院があります。修道院ですから特におもしろいこともないのですが、函館の代表的な観光スポットになっています。 国道は函館空港を左手に見ながら海を右手に見ながら海岸線を進んでいきます。この先は海と山の間の平地部が幅100mあるだろうか、というような地帯で、道も狭く曲がりくねっています。恵山までの道は岩をくりぬいたような短いトンネルがたくさんあり印象的です。戸井の手前に4キロほどのバイパスができ、海岸線を離れますが走ったことはありません。 恵山で温泉に向かう道は海岸沿いを進みますが、国道は山の中に入り椴法華(「とどほっけ」と読みます)で再び海岸に出ます。ここから海岸沿いを北上しますが、このあたりも平地部の幅が狭く、北海道とは思えないような道幅の部分もたくさんあります。印象としては、大きな道をそれて、ずっと漁港のそばを走っているという感じです。南茅部(読みづらい地名が多いですが「みなみかやべ」と読みます)あたりは15キロ程度のバイパスが計画されているようです。 そんな感じの道も鹿部あたりからは雰囲気が変わり、いわゆる普通の道になってきます。なお、鹿部のちょっと手前を左折すると大沼公園に行くことができます。この辺からは右手に海、左手に駒ヶ岳を見ながらのドライブになり、函館方面から来ると急に快適になったような気がします。また、この辺はJR函館本線がそばを走っていますが、この函館本線はメインの線路ではありません。詳しいことはわかりませんが、森と大沼の間が2つに分かれています。上りと下りというわけでもなく、こちら側を走る列車はごくわずかです。噴火湾が見えてきたらまもなく終点の森に着きます。このあたりも昔は海岸線の細い道だったようですが、今はバイパスがやや内陸を走っていますから、森の市街地は国道からそれることになります。 |
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